HEADスキー板で陽性。アルペンW杯初のフッ素ワックス失格者。無罪主張も涙。FIS/SAJ公認大会で次はあなたかも?

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今日のアルペンスキーワールドカップ速報は週末に行われたオーストリア・ゾルデンW杯のフッ素スキーワックス失格者の問題について書きます。できるだけ多くの人に知ってもらいたいので、拡散を希望します。次はあなたかもしれません。

えーっとですね、snowweb.jpの読者の皆さん、私のSNSをご覧いただいている皆さんはよーくご存じかと思いますが、

フッ素ワックス禁止は大問題になるよ

と言ってきたのですが、早速2023−2024アルペンスキーワールドカップ開幕戦からフッ素失格者が出ました。

チューンナップをし、サポートしてるのはHEADです。

まあ、スキー連盟って色々言われてますが、「起きるべくして起きましたよね」という話をこれからします。

*今シーズンから日本国内の大会もフッ素ワックス禁止です。詳しくは下記の過去記事をご覧ください。

優勝のグートは陰性。失格になったのは同じヘッドで五輪メダリスト、ゼッケン7番のラグンヒルト・モーヴィンケル(ノルウェー)

*追加情報:11月5日に原因が公表されたので続報記事のリンクを貼っておきます。

失格になったのは2018年平昌五輪で滑降と大回転で2位になったラグンヒルト・モーヴィンケル(Ragnhild Mowinckel )でした。

ちなみに契約してるメーカーはHEADで、この日の優勝者であるララグートベラミ(スイス)もヘッドのスキー板を使用しています。

モーヴィンケルは無罪を主張しましたが、大会側は失格としました。

しかし、大会2日前の検査では「問題なし」で、ゾルデン1本目ゴール後に「陽性」になったとヘッドのレースディレクターであり元W杯選手のレイナー・ザルツゲーバーも語ってます。

ここでいくつかの疑問点が出てきます。

誰が犯人か?

考えられる点がいくつかあります。

可能性として考えられるのは

ポイント

  • サービスマン
  • 関係者(スパイ)
  • 測定器

など色々考えられます。

1番考えられるのは測定器です。

高額なフッ素測定器でも100%当てられないということは、上記の過去記事でも紹介してきました。

皆さん2020年以降、あの流行病にかかった方も多いかと思いますが、あの測定方法も100%ではなく、本当は陽性なのに陰性判定し、そのまま会社や学校に行ったという人も実はかなり多いでしょう。

また、実際に映像をYouTubeで見ましたが、モーヴィンケルは普通にスタートを切っており、

FISの問題点

  • なぜスタート前に測定しなかったのか?
  • 測定していれば別の板でスタートを切れたはず

という主催者側の問題点も浮かび上がります。

ヘッド側も準備万端で臨んだとのコメントが出てるので、なぜこのような問題がそもそも起きるのか運営側のFISに大きな欠陥があるとしか思えません。

日本国内のFIS/SAJ公認大会でも問題が起きるか?全日本スキー連盟(SAJ)はどう対応するか?

さて、FIS側の運営にも問題があるのではないかと私は書きました。

これが今後SAJ主催の大会で起きるのか?

読者の多くはここに注目してるのではないかと思われます。

おそらくフッ素検査が確実に入るのは

「第1シード選手」

でしょう。

しかし、15番以降の選手も全員検査しないとゲレンデのあちこちでフッ素ワックスが付着する可能性があります。

アップバーンや一般の人の中でフッ素ワックス使用者が出る可能性も高いでしょう。

それが板に付着してレースに臨むとどうなるか?

おそらく高い確率で失格者が出るでしょう。

それはこの記事を見ているあなたかもしれません。

私は過去記事で

「アメリカ国防総省並みの厳重な体制で大会運営しないと失格者が出る」

と書いてます。

ですが、早速世界最高の舞台であるW杯初戦でいきなり起きました。

FISなのか、ヘッドが悪いのかはわかりません。

前走、1番から6番にスタートした選手がフッ素を使った可能性もあります。

答えは誰にもわからないのです。

検査プロセスや準備の仕方を見ると世論を気にし、突貫工事で作った「フッ素ワックス禁止ルール」を無理やりスタートさせたFISの行動だと個人的には予想しています。(あくまでも個人の予想です)

なぜなら

「スタート前に解決できたはず」

だからです。

私個人でもどれだけのリスクがあるかは過去記事で書いてきた通りです。

個人レベルでも予想できたのに、大組織である国際スキー・スノーボード連盟でリスクを誰1人想定できなかったのか?

そしてこのルールで世界各地でレースをやるとどうなるか?

こういったことをなぜ予想できなかったのか大きな疑問があります。

またはやるしか選択肢がなかったのか。

環境問題に適応しないといけない時代。それをスポンサーも見てるわけです。実際、ゾルデンへの会場に向かう道路を環境団体が20分封鎖するなんて問題も起きてます。

お金がないとW杯も世界選手権もオリンピックもできません。

ある意味、選手と世論の板挟みになってるのがFISでしょう。

非常に悩ましい、難しい立場にあるのではないかと思います。

このようなことが2023−2024シーズン、全世界のFIS/SAJ公認大会から始まり、国体、全中、インターハイ、インカレ、技術選などで起きる可能性があります。

たぶん・・・。

追伸:仮にスキー用品店からフッ素ワックスを無くしても、他の店で簡単にフッ素が手に入り、簡単に板に吹きかけたり塗ったりすることができます。また、スタート前に検査して陰性で、ゴール後に陽性だった場合、前走からゼッケン6番までに陽性者がいる可能性が高いです。(同じところ滑るため)また、仮に前走から6番まで陰性ならゲレンデ全体を検査しておくべきです。こういったことをスキー連盟は考えてやってるのかと疑問を抱いてしまいます。次は誰が犠牲者になるのでしょうか・・・。スター選手が失格なら一気にマスコミも取り上げるでしょうね。

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