スキー検定2級の種目と合格のコツ。不合格の違いと練習方法を徹底解説(点数付き)
先日この本を読んで30年ぶりに2級を受験し1発合格したので、合格者と不合格者の違いやコツをまとめておきます。
こんな方におすすめ
- 基礎パラレルターン・大回り(中急斜面/ナチュラル)が上手く滑れない方
- 基礎パラレルターン・小回り(中斜面/ナチュラル)ができない方
- シュテムターン(中斜面/ナチュラル)で綺麗に滑れない方
こんな方には役立つかと思います。
追記:2024年2月18日に30年ぶりにSAJバッジテスト2級を改めて取得してきました。点数内訳や合格証明書の写真は以下のとおりです。
今回の動画
下記の動画で映像と連続写真などで詳しく解説しています。チャンネル登録しておくとスキー上達に必要な知識が手に入るのでぜひ登録しておいてください。なお、全文はこのページにあります。合わせてご覧ください。
バッジテスト2級の見られるポイント
全日本スキー連盟関連書籍などを見ると
ポイント
- ターン運動の構成:ポジショニングとエッジング
- 斜面の適応レベル:スピードと回転弧の調整ができているか
- ターンの最中の運動の質:バランス・リズム・タイミングの3点が見られる。
指導者向けの内容みたいで難しいですが、こういった点がバッジテスト2級では見られます。
バッジテスト2級の合格点(ボーダーライン)と検定種目
下記にSAJバッジテストの全検定種目とボーダーラインがあるので、まずはこちらをご覧ください。
*画像をクリックすると拡大表示されます。
2級で合格する人、不合格になる人の決定的な違いを解説
シュテムターン
- 1番多いのは後傾姿勢の人は64点以下になる傾向があり、スキーのセンターポジション(金具部分)にきちんと重心がある人は65点以上の合格点がもらえる傾向が強い。
- 外足荷重ができていない人は不合格なケースが多い。
- 合格者はスキー板がバタつかず、安定した丸いターン孤を描いている。
基礎パラレルターン小回り
- 上体を旋回させてスキー板を回そうとする人は64点以下の不合格になるケースが多い
- 後傾姿勢の人は板をコントロールできないポジションに乗ってるので合格は厳しい
- 外足荷重できている人は合格点をもらえる確率が高い
- 安定して一定のリズムで滑り降りることができる人は評価される(スキーが暴走せず、きちんとスピードを制御している)
- 合格する人は上下の動き(屈伸運動)がきちんと使えて、板が曲がりやすい状況を作っている。
- リズミカルに積極的にターンして滑ってくる人もプラス評価になっている。
基礎パラレルターン大回り
- 後傾姿勢の人は不合格の確率が上がる
- 上半身を旋回させて板を回そうとしてる人も不合格のパターンが多い
- 多少後傾姿勢でも外足荷重をし、ストックをつくことを意識することで腕が前にいくので、66点の合格点をもらう小学生もいる。(基本、後傾姿勢はマイナス評価です)
- ストックをつける姿勢でないので、両手が開きっぱなしで後傾姿勢のままターンする人は不合格になっている
ズラっと検定種目である3種目の合格・不合格になる人の特徴を並べてみました。
上記を見ると、どの種目も同じ問題が存在してることに気づきましたか?
それは
スキー上達必須項目
- 腰のポジション
- 外足荷重
- ストックの使い方
極端な話、この3つを解決すれば1級くらいまでは誰でも上達するのですが、この3つが解決できず2級以上の1級、テクニカル、クラウン、そして検定外だとアルペンスキー競技でタイムが出ないといった問題全てにつながるわけです。
スキー上達方法とコツでは口酸っぱく何度も「基本」を語ってるのですが、なかなか皆さん現実を直視しようとしないんですよね。
本当のことを言っている動画は大体人気が出なく、見栄えの良い滑りを見て真似るだけ。
もちろん、真似ることは重要ですが、中身を知らないで真似だけやってもほとんどの人は上手くはならないでしょう。
「多くの人は永遠と上達しないで終わる」
ので、こうなりたくないのであればスキーテクニックチャンネルでも無料部分でかなり解説してるので、そこだけでも見てほしいなと思います。
ではでは、ここから2級合格に必要な練習方法と上記の3種目の問題解決の方法を解説していくので、気になる人はぜひブックマークしてご覧ください。
まずバッジテスト2級に必要な3つのスキー技術を手に入れる。
さて、ここから本題になりますが、上記でも書いたように
- シュテムターン
- 基礎パラレルターン大回り
- 基礎パラレルターン小回り
3つの検定種目で不合格になる人の共通点が3つあると書きました。それは
最重要ポイント
- 腰のポジション
- 外足荷重
- ストックの使い方
この3つは最低でも確実にマスターしてほしいと思いますし、この3つを完璧にマスターすれば1級の合格率もかなり上がるはずです。それだけこの3つは
初心者からW杯レベルまで「スキーの技術で肝」となる部分
だからです。
以前、動画でも「スキーに必要な要素」を公開してるので、まずはこちらをご覧ください。
この「要素」の中で1番大きな部分が
サブスク(月額課金)に入るとこちらの記事も全部読めます→スキー上達方法とコツまとめ
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