パラレルターンのやり方。初心者が両脚を揃えるには八の字の練習方法が効果的
今回のパラレルターンの滑り方は八の字で足が開いてしまい、両足が揃わないと悩むスキー初心者向けの解説となります。
*スキー検定レベル:3級
パラレルターンのやり方にはコツがあり、とにかく
外側の足に体重をかける、つまり「外足荷重」を覚えるしかない
という結論になります。
これはどのスキーコーチやスクールに行っても同じアドバイスになるはずです。
では、具体的にどのように足を揃えて滑れば良いかを動画や画像を使って解説します。
スキー初心者はまずプルークボーゲン(八の字)状態で外足荷重の感覚を養う
上記の動画でも解説してますが、ちょっと画面が揺れるので気分を害される方もいるかと思うので、下記の写真で解説します。
要は
- 左に曲がるなら右足(上記の写真)に体重をかける
- 右に曲がるなら左足に体重をかける
ということになります。
この時に重要なのは
腰の位置を下げない。膝を90度まで曲げる必要はなく、気持ち少し曲げる程度で十分
ということを覚えておいてください。
腰の位置(お尻)が下がると操縦不能に陥るので、スキーはどんなに上手くなっても以下の写真くらいで留めることをおすすめします。
*これかまたは
*ここまで。これ以上は危険(文字はまだ無視して結構です)
まずは外足荷重をプルークボーゲンでやってみるということを強くお勧めします。この外足荷重がわかると、次はシュテムターンで足を揃えてみましょう。
動画でもスローで解説してるので、まずはプルークボーゲンで外足荷重をやってみてください。
シュテムターンはパラレルターンの前段階
シュテムターンとはターンする直前に八の字にして、一気に足を揃えてターンするパラレルターンの一歩手間に覚える滑り方です。
八の字から一気に両脚を揃えて滑るパラレルターンに移行しても良いですが、八の字に足が開いてしまうという人が非常に多いので、八の字はOKにして、足を揃えることに特化した練習方法(滑り方)がシュテムターンとなります。
このシュテムターンのメリットは
ターンする直前に八の字で減速することもできるので、暴走しないで両脚を揃えてターンする感覚を養える
という長所があります。
上記のプルークボーゲンで外足荷重を理解できたら、次はシュテムターンで外足荷重をしてみましょう。下記の動画再生後3分17秒から解説しています。
パラレルターンでスピードが出て怖いという方向けの低速練習方法がこれ
上記の動画再生後34秒のところから低速での「両脚を揃えることだけに特化したパラレルターン練習方法」が出てきます。
これは以前解説した「たった1日でパラレルターン」でも解説したもので、「止まるシュテムターン練習」を低速版として応用したものです。
パラレルターンのデメリットは
スキー初心者にとってスピードが出るので、ここが最も怖いポイント
でもあり、多くの人はシュテムターンかパラレルターンで挫折します。
肌感覚ですが50%くらいはここでスキーの上達を断念するかと思います。しかし、パラレルターンをきちんと指導してもらえる人に巡り会えば
パラレルターンでもゆっくり滑る方法がある
ということがわかります。
それは
「ズラす」
という滑り方です。
パラレルターンはスピードが出て怖い!という人のための滑り方がこれ
上記の動画再生後1分41秒からその滑り方が出てきます。
イラストにするとこんな感じで、斜面下方向に重力で滑り落ちるので、この「重力」を利用して、スキー板を横方向にすることでブレーキをしながらゆっくりと急斜面も滑れるパラレルターンとなります。
イラストの3級レベル、左側の滑り方が1番ゆっくりとしたパラレルターンとなります。
スキー上級者に近づくほど、この斜面下方向へのズレ幅が少なくなるので、スピードも上がっていきます。いわゆる「キレのあるパラレルターン」というのが右側になります。(究極はアルペンスキーW杯)
右側の上級者のパラレルターンになってくると、滑走面を雪面につけず、エッジからエッジで滑るのでカービングターンの要素も入ってくるので、初心者はまだ難しいでしょう。
まずはゆっくり景色を楽しみ、スキー場のゲレンデを楽に省エネで疲れずに滑れる3級レベルのパラレルターンを目指して欲しいなと思います。
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スキーは楽しくゲレンデで安全にみんなが楽しめればそれで良いと思います。ただ、検定やアルペンなどは最低限やるべきことがあるので、ブログとYouTube、Xでそれぞれ細かくお伝えしてます。アルペンW杯・冬季五輪速報もやってます。