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日本スキー教程のセンターポジションと正しいポジションの違いを解説

前回はスキーのセンターポジション、前々回はエッジの角度が重要という話をしましたが、今回は「正しいポジション」の話をします。

正しいポジション?スキーはセンターポジションしか存在しないだろ!日本スキー教程に書いてるだろ!

というお叱りの声が聞こえてきそうですが、

実は違います

という話をします。

センターポジションはあくまで基本。 斜面や横移動でポジションが変わる。

センターポジションはざっくり分けて3つ存在し、

  1. 急斜面で有利なセンターポジション
  2. オーソドックスなセンターポジション(どこの斜面でも通じる)
  3. 緩斜面で有利なセンターポジション

が存在します。(詳しくは下記の写真参照)

このことは前日本スキー教程のP111に出ており、緩斜面と急斜面のショートターンで連続写真の比較が出てます。

この頃特に基礎スキー界では「中腰から中腰ターンが点数が出る」という話が露呈し、アルペン業界から結構叩かれてた頃の滑り方が出てるので滑り方に賛否あるかと思いますが、ポジションだけを見るには教程の写真が極端でわかりやすいです。

なぜ緩斜面では腰を低くしたほうが速いのか?

以前こんな写真を見せたことがありますが、センターポジションには3つあり、上記の写真が3つのセンターポジションとなります。

ですが一般的にアルペンも基礎スキーも「後傾姿勢がダメだ」と言われがちですが、例外として

  1. 緩斜面で
  2. 真っ直ぐなターンな場合に限り

意図的に腰の位置を下げて、上下動を最大限使って加速させる選手がほとんどです。

理由は下記のイラストのとおり単純明快で、

「腰の位置を③の位置まで下げると推進力が増す」

わけです。

この③の腰の位置を使う箇所は真っ直ぐなターンだけであり、主に

  1. 基礎スキーならスピードが緩んでくる緩斜面でのみ使って推進力を増やす
  2. アルペン競技なら真っ直ぐな緩斜面でのポールセットでのみ使って推進力を増やす

ということをトップスキーヤー程使います。

もちろん、大前提として

センターポジションに普段から意識せず、「無意識でできるレベル」のスキーヤーだけが使うオプションテクニックであり、メインテクニックではない

という条件付きです。

レベル的には地方大会で上位に食い込みたいレベルのスキーヤー以上であり、検定などではまず使いません。

また、上記の後継姿勢のイラストにも書いてますが、腰の位置を下げるということはリスクもあり、

  1. 腰の位置を低くする=操作性が悪くなり、板が真っ直ぐなラインを走ろうとする
  2. 後ろに体重をかけるということは、スキー板の先端が浮いてしまい転倒リスクも上がる

ので、特にアルペンスキー競技をやってる人はターン弧が溢れてタイムロスになる危険性があるので、取扱注意が必要な技術です。

一方、急斜面では腰高センターポジションが有利。その理由を解説

アルペンも基礎も今は

「ターン前半の捉えが速いに越したことがない時代」

です。

詳しくは上記の動画で説明してますが、今の基礎スキーはアルペンスキーのフリースキー大会と呼んでもおかしくないくらいジャッジ評価がアルペン寄りで、基礎から競技に流れを作ろうとしてるようにも見えなくもありません。

その「捉え」を早くするのは「腰高のセンターポジション」です。

なぜ急斜面で腰高センターポジションが良いの?

当たり前の話ですが、以下の2つの滑り方でどちらがスラロームが速いでしょうか?

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