スキー技術選2026はターン前半の捉えが速い選手が有利だった理由を解説。


個人的に「優勝が決まった」と感じたスキー技術選2026予選2日目男子フリーウエーブを解説します。なお、解説は完全に主観ですのでご理解ください。
オダーマットの影響?武田竜選手が6連覇できた最大の理由

スキー技術選2026田沢湖は雪質の影響もあったせいか、パワーが大きいクロスオーバー型の武田竜選手が上に力が抜けたりと5位で終わりました。
以前、内傾角の滑り方を書きましたが、今の基礎の主流はクロスアンダーという印象で武田竜選手の腰の高さが誰も表現できてませんでした。
ちなみに私は2026技術選優勝者である奥村駿選手もクロスアンダーと言いました。
しかし、ウエーブの急斜面だけを見ていくと、

奥村駿選手が1つ目のウエーブ超えた時、慌てて?腰高に戻したシーンがしっかりと映ってる
わけです。

この動きなんだ?メーカー合宿かなんかで得た今季重視されるポイント?
と思ったわけです。
ちなみにウエーブ種目で見られるポイントは2025スキー技術選と同じく
- 基本動作(ポジショニング,エッジング,荷重動作)
- スムーズな切り替え動作
- ターン前半の捉えの早さ
- リズム変化への対応
- ウェーブへの対応
- 幅14m-15m
- 助走ゾーンを過ぎてから演技開始
- ウェーブ:2
主に1から5番を見られるわけです。
そんな奥村駿選手の不思議な動きを見て、上位選手のコース上部を比較しました。
2025年と2026スキー技術選ウエーブの奥村駿選手の滑り方を比較

武田竜選手がなぜ6連覇できたかというと最大の理由は
- ベテランらしいミスの少ない滑り方、つまり一人だけ腰高で
- ターンの捉えも早く
- 腰高なので失敗が少ない
の3つが大きな要因と考えます。
しかし、若い内傾角組も年齢が上がるに連れてミスも減っていき、徐々に武田竜選手との差がつまり今年逆転しました。
個人的にもミスが少ない武田竜選手の滑り方が好きですが、

2025年の点数差から見て2026年は誰が勝ってもおかしくない
という状況が昨年終了時点で感じました。
しかし、今回大きく2位以下に点数差が開いたのがこのウエーブ種目です。
具体的に奥村駿選手がロングターンで昨年と変えてきたところが、
- 昨年の滑りを見ると、下半身が屈曲加圧からターン前半が伸展加圧に変えたこと。
- 胸が昨年まで猫背だったのが、若干起こしてきた
- ①と②を1ターンの中で組み合わせることで、他の選手より捉えが1段階速くなったことで、全種目の点数底上げになった
と考えられます。
ウエーブ種目のジャッジ視点にも書いてあるように、ターン前半の捉えが重視された傾向が今季強かった印象ですし、アルペンW杯でも重視され、オダーマットのクロスオーバーから来るターンが世界的な課題になってます。
奥村駿選手の滑り方もオダーマットを意識したかわかりませんが、昨年までの滑り方を比較するとターン前半の組み立ては相当練習したのではないかと思われます。
なぜターン前半の捉えが重視されるのか?

全日本スキー・スノーボード連盟(SAJ)内部事情を知りませんが、今は基礎スキーの教育本部とアルペンの競技本部では別々のようで、繋がってるイメージがあります。
ジャッジもアルペン経験者ばかりになり、ビジュアルだけの滑りは評価されなくなってます。アルペンの世界では年々タフなセットになってきており、スピードが出ずらいセットが増えてきてます。
少子化の影響もあり、基礎と競技を分けるのではなく、1つの流れがスキー教程で示されてるので、どちらの世界でも通用する技術になってます。
なのでターン前半の捉えが基礎の世界でも重視されるのは必然であり、ターン後半の抜け(加速)は以前ほど加点されず、むしろ前半の方もウエイトが大きくなってるイメージがあります。
では、なんでここまでターン前半が見られるようになったのか。
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