安藤麻選手引退。シフリンとのSL技術を比較。技術選2027で求められるショートターンとは?


今回のアルペンスキースラロームテクニックは引退した安藤麻選手とシフリン選手の滑り方を比較し、技術選2027で求められるテクニックも解説します。
前半は動画、後半がこの記事という流れです。
久々にアルペンの技術解説をしますが、安藤麻選手が引退ということもあり、世界ランク1位のシフリン選手との技術の差を解説します。
なぜ安藤麻選手が何度もW杯ポイントを獲得できたか?
簡単に言ってしまうと、

センターポジションを維持でき、高い位置からターンができたこと
ではないかと思います。
他の日本人選手の滑りと比較してもすぐわかりますが、
- 棒立ちではないが、かなり高い位置に腰をセットし、
- スキー板のたわみを作ってる
ことで短いエッジングができてました。
その結果、2021年アルペンスキー世界選手権で日本人女子最高位の10位を記録。しかしW杯は2020年12月29日にオーストリア・セメリングで記録した15位が最高。
廣井 法代さんが2000年12月28日に同じくセメリングで記録した日本人女子W杯最高位の10位の壁は破れませんでした。
なぜ日本人選手が一桁順位に届かないのかを今回深掘りします。
追記:あの硬いバーンでやるって難しいです。シフリンは1シーズン、スキー板80台支給されテストしてるようですし・・・。
日本と世界との決定的な差は内傾・内向・正対を両立する難しさにある。なぜ技術選もターン前半が重視されるか?

以前、技術選で内傾と外傾でザックリ点数分けされてるという記事を書きましたが、今アルペンの世界では内傾・内向or正対してる選手が上位に来てます。
理由は速いからです。
アルペンの世界では
「フリースキーでできないことはポールでもできない」
という、どこのレーシングチームでも言われる有名なアドバイスがありますが、近年のスキー技術選は
「アルペンスキーのフリースキー大会」
とどこかの掲示板で書かれてましたが、「その通り」と言っても過言ではないです。
板を横にしてゆっくり滑るのは誰でもできますし、クラウン持ってるのにポールに入ったら遅いのは板のたわみを正しく使えてない証拠です。
ぱっと見でわからないスキー技術を競うのが技術選なので、奥が深いのでわかりにくいですし、アルペンは自分の好きなタイミングでターンさせてくれないのでもっと難しいです。
では話をアルペンに戻し、安藤麻選手や日本人選手がなかなかできない内傾がなぜできないかをさらに解説します。
外傾、外向姿勢と上下運動が速い場合と遅いケースがある。

2025−2026シーズンのアルペンスキー技術系は大回転でシフリンが徐々に勝てなくなってきてますが、スラロームは相変わらずぶっちぎりで速いです。

具体的に彼女の滑りと他の選手の決定的な違いは、ターンマキシマム(最大荷重ポイント)で
- シフリン:内傾・内向または正対(ターン前半から捉えれるし速い)
- 日本人:外傾・外向(ターン後半速い。主に真っ直ぐなポールセットに有効。W杯は2022年以前まで通用した)
が多いです。
技術選もアルペンの基礎的な動きを求められる「基礎スキー」なので、①のシフリンのような動きができた選手は点数が高いです。
ではなぜ日本人選手は外傾・外向が多いかというと、
最新情報は
Xで受け取れます。
この記事を書いた人 Wrote this article
hide
技術選や検定の点数分析からスキー上達のコツをテキスト、イラスト、写真、動画を使って解説。トップページにレベル別のトレーニングがあるのでブックマークしておくと便利です。