スキー技術選はなぜエッジ角度あると評価が高いのか?スキーグラフィック6月号より


今回は近年のスキー技術選でジャッジが重視してるエッジの角度について解説します。
スキーグラフィック6月号に水口雄太元ナショナルデモ解説で、以前と現在のジャッジ傾向の違いを書いており、近年はエッジの角度が重要視されてると書いてます。
詳しくは雑誌を読んでもらうとして、今回は
- なぜエッジ角度が見られるか
- エッジの角度を立てた間違った滑り方と練習方法
の2つを説明します。
エッジ角度が見られる理由と間違った角付け

水口雄太さんの言ってる「外スキーのさらに外側に体を持っていく滑り」とは、おそらく下記のような滑り方かと思いますが、これだと基礎でも競技でもマイナスでしかありません。(遊びならいいですが)

確かに過度な外向姿勢でターンに入ればエッジ角度が増しますが、短いエッジングにはなりません。
特にこの傾向は1級レベルやアルペン初心者に多い印象があります。
基礎も競技も短いエッジングは正解

上記の写真は深い角付けになってるプルークターンですが、なぜプルークターンがプルークボーゲンより速いかというと、テールをずらしてるのもありますが、

板がよりたわみ、弓矢のように反発力があるから
です。このことはこちらに詳しく解説されてるので、水口さんの解説でジャッジがなぜエッジ角度を重視するかわかるかと思います。
*プルークターンとプルークボーゲンの滑り方の違い
短いエッジングで滑る方法

短いエッジングで滑るには
- センターポジション
- 外足荷重
- 早い捉え
- 上半身はフォールライン方向
がないと無理で、場合によっては反発力を上げるために上下動を使うケースもあります。
板がしなれば弓矢のように跳ね返るので、スキーが上手い人ほどそのタイミングだけ荷重してるので、カメラで見ると一瞬なのでスローで見ないとわからない人がほとんどでしょう。
もちろん、緩斜面やポールインターバルがある場合は長めにターン後半まで荷重してできる限り加速させますが、基本的なターンは全て捉えを早くするのが一般的です。
エッジするということはブレーキ動作ですからアルペンだとタイムが伸びません。
基礎スキーも上級レベルになる程、短いエッジングですし、アルペン出身者がスキー技術選で上位なのはこういった経験が生きてるからです。
「エッジする時間を極限まで短くする=直線的な時間を作り板を加速させる」
ので、基礎でも競技でも板を加速(走らせる)させる結果となるので、エッジが短いほうが有利になるというわけです。これはアルペン競技も共通です。
なぜ技術選で奥村駿選手だけ得点が高かったか

上記のイラストを見ればわかるのですが、2026年技術選のショートターン弧だけを見ていくと、下位選手ほど左のラインで、上位選手ほどターンしてる時間が長いです。
このターンを描くにはスキー教程の書いてることを実践するのはもちろん、加えて
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