

今回はスキーの基本中の基本である上下動のメリットとデメリットを解説します。
まず最初に言っておきたいのは

基礎も競技も上下運動は今後も消えないし、基本中の基本の基礎技術
ということです。
なぜ上下動が大事かは下記記事をご覧ください。
ただ、アルペンスキーワールドカップを見てると、

上下動のあり方に変化が出てる
ので荷重動作を今一度基礎と競技で分けて解説したいと思います。
スキーにおける上下運動のメリット・デメリット
上下動を気にして滑る人は
- 上級者
- アルペンレーサー
のどちらかに該当するはずです。
スキー検定2級の事前講習でも出てきてましたから、2級レベル以上の人なら
- ターン後半の推進力アップ
- アルペンならタイムアップ
- エッジングを短くする
というスピードアップのための技術と考えるのが一般的でしょう。
どのくらいスピードが変わるかは上記の動画に比較したものがあるので、見ていただくとして実はデメリットもあります。
上下動のデメリット。今の時代は致命的かも。

スキー教程には荷重動作と書かれてますが、以前のスキー教程には「直滑降からの上下運動」という説明がされており、使う言葉を慎重に選んだかな?という違いがあります。
単純に上下の動きをすると
- 体重の重さプラス、遠心力エネルギーを最大限使えるので板がしなり
- 雪面からの反発力が増して加速する
から行うアルペンスキーテクニックなわけですが、これにもデメリットがあり
- アンギュレーションが強すぎると板が横向きにズレて減速
- 上半身をフォールラインに向け続ける滑り方をしてる人は板が縦方向に走ろうとするので、ターン中からターン後半にかけて一瞬正対しないと横移動しづらい
- 雪面が硬いとチューナップミスで板がグリップしすぎて、上体を被せないと上に力が抜けやすくなる
- アルペンでポールインターバルがない場合、上下運動はマイナスなので使った場合ターンが遅れる。この場合、下半身だけでカービング性能を使う上下動に切り替える。
といったいろんな動きの連動が崩れるケースが出てきます。
アルペンだとタイムで出てきますが、基礎スキーの場合ジャッジがこういった点を見てきます。
武田竜選手も2026スキー技術選で上に力が抜けてる場面が何度か出てたのが目立ってたので、点数にひょっとすると響いてたのかもしれません。
オーストリアやオーストリアの影響が強い日本の成績が落ちてる理由

オーストリアのスキー技術をベースに日本独自の進化をしたスキー教程には賛否ありますが、この上下動もオーストリアの特徴づける根幹となる技術です。
ただスキーの性能とポールセットがこれだけ横移動すると、上下動はそこまでの重要度が上がらず、むしろカービング性能をフルに活かす滑り方をしないと日本のアルペンの成績も落ちていくのではないかと思ってます。
理由は以下の通りです。
最新情報は
Xで受け取れます。
この記事を書いた人 Wrote this article
hide
技術選や検定の点数分析からスキー上達のコツをテキスト、イラスト、写真、動画を使って解説。トップページにレベル別のトレーニングがあるのでブックマークしておくと便利です。