マルセル・ヒルシャー(オランダ)FISコロネットピークGSとSLで復帰。FISアルペンスキー新ルールでゾルデンW杯は31番スタートの可能性

24/25アルペンスキーワールドカップはルーカス・ブラーテンの復帰もあり、ヒルシャーの復帰もあるという話題性たっぷりのシーズン。記者会見の内容と引退した選手向けの新ルール「FISのワイルドカード」について書いてみます。
まずマルセル・ヒルシャー復帰の続報ですが、簡潔にまとめると以下のことがわかってます。
- 復帰レースは8月15日から19日まで開催されるニュージーランド・コロネットピークのFISレース参戦(GSとSL。加藤聖五選手、小山陽平選手もニュージーランドに行きますね。ヒルシャーとの対決見られるかも?)
- ヒルシャーは7月に改訂で追加されたFISの新ルール「ワイルドカード」を使い、W杯31番スタートを取得する可能性が高い。
ということがわかりました。
FISの新ルール「ワイルドカード」とは?ヒルシャーのための新ルール?アルペンW杯盛り上げるため?

この辺はわかりませんが、ヒルシャー復帰の噂は結構前からあり、
この新ルール、彼の復帰の時期とピッタリなぜか一致しますΣ(゚ω゚ノ)ノ
FIS(国際スキー・スノーボード連盟)にヒルシャーが働きかけていたのか、それともFISがアルペンW杯を盛り上げるため、新旧対決、マスコミの話題性を考え考案されたルールかはわかりません。(時間あれば調べてみます)
少なくともアルペンファンや基礎スキーファンは
Vandeerのスキー板使ってみたい!
と思う人、日に日に増えてるんじゃないでしょうか。
アルペンスキー業界全体のマーケティングの仕組みがよくできつつあるなーとちょっと最近強く感じてます。
ただ、このルール。マルコ・オーデルマット(スイス)などトップ争いしている選手たちにとって歓迎すべきことなのかはわかりません。
しかし、「世界一」を決める場所である以上、引退してようが、現役であろうが1番を決めることに変わりありませんが、万が一ヒルシャーがW杯で勝つようなことになれば、しかも連勝などが現実に起きればこのワイルドカードに疑問を持つ人も出てくるかもしれません。
アルペンスキーW杯は過去に15番リバースから現在の2本目30番スタートからのルール変更が過去にあり、勢力図が大きく変わりました。
ひょっとするとこの「ワイルドカード」。
アルペンスキーW杯の新たな人気の起爆剤になるかもしれませんが、逆に賛否両論が巻き起こる「劇薬」になる可能性もあるのではないかとちょっと「諸刃の剣ルール」な感じもします。(考えすぎか)
とりあえずFISとしても、まず1シーズン様子見でしょうね。アイディアとしても画期的で面白いなーと個人的に感じてます。
まあー、アルペンスキーなんてそんな甘い世界ではないですけどね。選手たちがバチバチになった方が見てる方もやってる方も楽しいんじゃないかとは個人的に思ったりはします。ただ、ヒルシャーがオデルマットを負かすことが万が一あればスイスなどは黙ってないかもしれません。色々大人の事情も見え隠れするルール変更かなーと妄想したりもします。賛否呼ぶルールにならなければ良いですが・・・とちょっと心配してます・・・。そもそもヒルシャー以外、このルール使う選手出るのかも疑問です・・・。W杯3回以上の表彰台経験者と記載されてれば佐々木明選手もこのカード使えてたかも・・・。ルールの線引きがちょっと気になります。

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基礎・競技に関係なく使えるスキー上達法についてYouTubeとブログで解説しています。用具に関する話題なども豊富にブログで書いてます。