マルセルヒルシャーのスキー板、ビンディングとブーツのセットアップからテクニックを解説
このページでは24/25シーズンからアルペンスキーW杯に6年ぶりに復帰するマルセル・ヒルシャーのプロフィールや使用しているスキー板、ブーツ、ビンディングのセットアップ、テクニックの特徴についてまとめています。
マルセル・ヒルシャーが使っているスキー用具一覧
マルセル・ヒルシャー(元オーストリア人。現在はオランダ人)
生年月日:1989年3月2日
出身地:オーストリア・ザルツブルク州アンベルク・ルンゲツ
使用しているマテリアル
- 板:ブリザード→ATOMIC(29歳の引退まで使用)→Vandeer(現在)
- ビンディング:Marker xcomp18(推測)
- プレート:MARKER INTERFACE 14 MM(推測)
- ブーツ:Vandeer
- ストック:Vandeer
Vandeerはどこで売っているのか?
日本での販売はまだ一部のみで、クレブスポーツのみが販売する権利を持っています。その理由はこのチューナップロボットを国内で唯一所有しているからであり、提携を結んでいます。
マルセル・ヒルシャーの実際のマテリアル、テスト風景まとめ
国際スキー・スノーボード連盟(FIS)公式サイトも2024年6月以降、国籍をオーストリアからオランダ、マテリアルもスキー板のみ表示され、Vandeerレーシングになってます。(FISの規定により、メーカー名に2社分の名前を使うことができないため表向きはレッドブルの名前が消えてます。)
実際にマテリアルをチェックすると主にVandeerブランドで大体固まってます。
唯一気になるのが、プレートですね。
上記のインスタグラムのサムネ画像はマーカーのプレートではないかと思われます。
10ミリなのか14ミリかは定かではありませんが、おそらく14の方ではないかと思います。
ここからは2023年3月より前の画像や動画です。ラングブーツとの提携は2023年に終了しているので、この頃はまだラングブーツでした。市販での販売は24/25モデルまでと思われます。
2023−2024シーズンまではラングとの契約が続いており、2024−2025モデルのVandeerのカタログにはラングスキーブーツ1種類のみ掲載という感じです。
2023−2024アルペンスキーワールドカップ開幕戦での男子大回転では中止にはなりましたが、スタートハウスでカメラが真っ先にビンディング付近をアップデ映し、LANGEのロゴが一切なくなってたので、自社開発に切り替えてます。(確かラングは2022−2023シーズンで契約を切ったはず)
その開発がうまくいっていないのか、クリストファーセンが完全に失速し、そのままシーズンを終えた感じがしました。代わりに同じノルウェーのティモン・ハウガンが頑張って上位に居続けてたので、なんとかSLのイメージは最低限保った感じもします。
チームの予算もあるので、個人的な予測ですが、ヒルシャーが現役復帰した背景にはこういった人材不足もひょっとするとあるのかもしれません。
Vandeerスキー板最新情報
マルセル・ヒルシャーのスキーテクニック
ヒルシャーといえばこのハッキリした「くの字姿勢」ではないかと思います。
実際に上記のスラローム動画を見ると、佐々木明選手に似た「胸を起こして滑るタイプ」です。また、GS・SL共にターン後半に加速する滑り方であり、この滑り方が果たして引退から6年経った現在、ワールドカップで通用するのかどうかが注目されるでしょう。
ターン前半の捉えが速くないと、おそらく厳しいのではないかと個人的には見ていますが、GSに関してはゼルデンですぐに2本目に残るのではないかと思われます。