高速系のキルデがなぜSLも速いのかがわかるアトミックスキー板のしなり方
今回は業務連絡を兼ねて、アルペンの過去記事をまとめておきます。snowweb.jpトップページからアルペンや基礎に関する速報、技術解説を見れるようにしました。ほぼ毎日更新なので気になる人は下記ページをブックマークしてご覧ください。
上記のリンク先では
- ブラジル代表になったブラーセンが行う財団による選手育成の考え方
- FISレース会場である北海道かもい丘スキー場でクマ発生
- オーストリアスキー連盟がFISを提訴
- 小山陽平選手の近況
- 技術選で活躍してる鈴木紗英選手(旧姓: 西村)がオガサカからサロモン移籍
などの情報があります。
気になる人はご覧ください。(Xアカウントが必要です)
高速系のキルデがなぜSLでも速いのかがわかる1枚の写真。アトミックスキー板のしなり方
使用しているスキー板はatomic REDSTER S9 FIS M 165かな?と思われますが、動画を見てもそこまで高速ではないです。
ただ、気になるのは
- スタートしてわりとすぐの状態?
- 緩斜面
- 屋内スキー場
という点です。
写真の光景からして、おそらく高速とまではいかない状態で撮影した1枚の写真ではないかと思うのですが、動画を見ても
スピードの割にはずいぶん、アトミックのSL用スキー板がしなってる感じが・・・。アイコンビンディングのせい?ウッドコアに改良を加えてる特別仕様?
なーんて妄想をしてしまいました。
もちろん、彼はダウンヒラーですから体重も重いはず。
乗っている位置もきちんとセンターポジションですが、サロモンスキー板やアトミックスキー板でも解説したXビンディングとの違いがひょっとすると写真にも現れてるのかも?しれないなーとちょっと感じました。
ちなみにキルデは2022年北京冬季五輪で男子複合で銀メダルを獲得しており、マルコ・シュオーツ(オーストリア)とは僅差で、回転競技の技術レベルも実は結構高いことが証明されています。
2022年男子複合2本目のキルデの滑り。人数こそ少ないですが、スラロームが得意なマルコ・シュオーツにSLだけで0.36秒差。SLは6位のタイムで銀メダルでした。キルデのSL技術の高さがわかります。
*北京五輪2本目SLリザルトと動画は下記リンクへ
https://x.com/hide_skiarea/status/1805806672751083821
理由はなんにせよ、スキーテクニックは技術系でもハイレベル
というのが1枚の写真から見て分かります。
また、1月のウェンゲンでの大転倒で大手術からカムバックしたキルデですが、足の調子もだいぶ戻ってるようですw
きっとアトミックのブーツもレースだけでなく、踊りに適してるのでしょうw
という話は置いておいて、GSでもゼルデンの開幕戦でいつも第2シードにはいますし、2024年のスイスのアーデルボーデンでの男子大回転では2位に入ってますから、体力とスケジュールさえ整えば
キルデは4種目戦えるレベル
というのが過去の成績からもわかります。
同じく怪我をしたマルコシュオーツも本来2023−2024シーズンは4種目戦い、オデルマットに挑んでましたが、キルデも4種目全部ハイレベルです。
オデルマットの弱点はSLの実績がほとんどないこと。(FISレース出たくらい)
この2人と、35歳のマルセル・ヒルシャーが復帰なので、彼らがどこまでオデルマットにプレッシャーを与えるか楽しみです。
とりあえず、カービングターンの参考になる動画だったので、アルペンレーサーはもちろん、技術選や基礎スキーやってる人も参考になるターンかと思うので、キルデの動画をピックアップして紹介しました。
アルペン、基礎の最新情報はトップページからリンク貼っておきます。
最後は業務連絡ですが、しばらくアルペンと基礎の最新情報をトップページの1番目立つところからリンク貼っておきます。(下記ページに移動します)
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また、従来とは違いマテリアルに関するマニアックな話とかもできればと思ってるので、気になる人は日々チェックしにきてください。
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スキーは楽しくゲレンデで安全にみんなが楽しめればそれで良いと思います。ただ、検定やアルペンなどは最低限やるべきことがあるので、ブログとYouTube、Xでそれぞれ細かくお伝えしてます。アルペンW杯・冬季五輪速報もやってます。