ノルディカスキー板の選び方、マテリアルを解説

ノルディカスキー板とブーツはこちらにあります。このページではノルディカのニューモデルスキー板の選び方や早期受注会、在庫セールなどの情報をまとめています。
- ノルディカのスキー板とブーツの最新情報が欲しい方
- 2024−2025、2025−2025早期受注会、ニューモデル予約に関する情報を知りたい方
- 旧モデルの在庫バーゲンセールなどの割引に関する情報を知りたい方
- 選手のマテリアルチェンジや技術(テクニック)に関する話を知りたい方
- どのノルディカのスキー板にすれば良いか選び方で悩んでいる方
こういった方にはきっと役立つと思います。
ノルディカ最新情報
後ほど掲載
ノルディカのカタログ
ノルディカスキー板の選び方と性能の説明

以下は年代ごとのマテリアル(用具)に関する話です。スキー板の選び方で悩んでる方の参考になれば幸いです。
ノルディカのスキー板を選ぶときはメタルが入ってるか入ってないかで走りが変化する。
どのスキーメーカーも同じですが、特にデザインがすごく似ている板が多いのがノルディカの特徴でもあります。
どこで近年のノルディカは差別化しているのかというと、
- 同じダブルコア(振動吸収する木の素材を二重にしたもの)にメタル素材を入れるか、入れないか
- プレートの種類
この2つで基礎か競技で使うか判断することになると思います。
例えばプレートにしても3つあり、以下のような特徴があります。
ノルディカの特徴1:小回り(SL含む)だけで3つのプレートを用意
アルペン競技のスラローム(回転・SL)、基礎の小回りモデルだけでも3種類のプレートが存在します。
- SL WC DEPT PLATE:プレートの高さは14ミリ。力がなくてもカービングが可能で、外足荷重の力が弱い人向き。
- SL WC DEPT M PLATE:日本向けに開発。板も柔らかくし、プレートの高さも10ミリ(技術選、FISレースでも使えるモデル)
- SL WC PLATE:プレートの高さは10ミリ。ターンの抜けが良いが、SL WC DEPT PLATEよりも直線向け。(緩斜面の多いポールセットが多いならこっちもおすすめ)
FISレギュレーションのスラロームモデルだけでもこれだけの選択肢があり、他社メーカーとの差別化は小回り・スラロームといったところにあります。
小回り、アルペンならスラロームが得意なスキーヤーにはノルディカは注目に値するメーカーの1つと言えるでしょう。
また、高速系種目であるダウンヒルとスーパー大回転モデルにはWC Dept EDT Plate、大回転モデルにはGS WC Dept Plateが採用。どちらもFISレギュレーションですが、デモの大回り向けにはGS Race Plateという名前になっており、WC(W杯)の字がなく、FISレギュレーションではないスキー板になるので、基礎系(テクニカル・クラウン)、技術選向けのモデルとなります。
ノルディカのスキー板の特徴2:メタル素材(高速時の安定感重視)
また、ノルディカのスキー板の特徴としてもう1つ挙げられるのがメタルの使用です。メタル素材とは金属板のことで、これを木材の間に挟むことで高速で滑る時の振動吸収やバタつきを防止することができます。
ノルディカには3つの展開があり、
- ENERGY 2 TI DC:メタルが2枚入ってる。
- ENERGY TI DC:メタルが1枚入ってる。
- ENERGY DC:メタルがないモデル
の3種類があります。
アルペンや技術選向けの基礎モデルのほとんどは2枚のメタルが入っており、一部モデルを除き、Energy 2 Ti WorldcupというFISレギュレーションモデルが設定されてます。
通常のスキーメーカーは競技モデルでもウッドコアベースで構成され、中か外に振動吸収材料を入れますが、ノルディカはダブルコアという名前で展開し、二重構造でバタつきを抑えることにウエイトを置いてるメーカーというイメージがあります。
硬いスキー板が好みの人は1度試してみる価値があるでしょう。
ノルディカスキー板ラインナップ

ここからは年代別のノルディカスキー板を解説していきます。主にアルペンと基礎に絞って解説するので、
- アルペン競技をする人
- 技術選に出場する人
- クラウン、テクニカル(プライズテスト)、1級、2級のスキー検定受験予定の人
のためのモデルをピックアップして紹介していきます。
2024−2025モデルラインナップ
2024−2025モデルは正直、性能的にどこがどう変わったのかよくわかりません^^;デザインが2023−2024モデルと違うのが一目で分かりますが、色はブラックとレッドという構成に変更はなく、ビンディングが変わったという24/25サロモンと同じマイナーチェンジではないかと思います。(多分、スキー板自体は23−24モデルの継続)
また、大きな違いというかマイナーチェンジした部分は23−24モデルのFISレギュレーションモデルはスキー板の構造がメタル2枚のダブルコア、Energy 2 Tiという名前でしたが、この名前が「Energy 2 Ti Worldcup」とワールドカップという名前に変更されているので、ひょっとするとメタル素材に変更があるのかもしれません。(カタログには解説が見当たらず・・・)
FIS公認大会対応:ダウンヒル(滑降用)
Dobermann DH WC Dept EDT Plate
日本では数少ない滑降モデル。長さは212cmと218cmの2種類展開です。
FIS公認大会対応:スーパー大回転用
Dobermann SG WC Dept EDT Plateスーパー大回転用のスキー板で長さは185cm、195cm、202cm、205cm、212cmの5種類を用意してます。
FISレース対応:大回転
Dobermann GS WC Dept PlateR30で長さは188cmと193cmの2種類があります。
FIS対応:回転(スラローム・SL)モデル
Dobermann SL WC Dept M PlateDobermann SL WC Dept Plate
Dobermann SL WC Plate(デモモデル兼用)
スラロームは上記の3つのプレートでも解説した通り、3種類用意されてます。うち1つがデモモデルとの兼用であるので、技術選とアルペンのスラロームの両方出てる選手はこれ1つでFISレースも出れますが、プレートが10ミリなのでFIS規定のブーツの高さなども考慮して選ぶようにしてください。
人によっては他の2種類の方がタイムが出るといったことも考えられますから、スラロームと基礎の小回りを別々に購入するのか、予算の関係で1本で済ませるかは個々の判断になります。
アルペンのFISレースにも出るけど、基礎にも力を入れたいという人はSL WCプレートも選択肢の1つではないかと思います。ちなみに24−25モデルのヘッドのデモモデルは中身がアルペンと同じで、プレートを基礎向けにしてるだけというのもあるので、比較してみるのも良いかもしれません。
DEMO・基礎・技術選の大回り向けモデル:Dobermann GS Race Plate
技術選はFISレギューレーションモデルもありですが、在庫がなくて買えなかった、デモ向けに改良されたものが欲しいという人は下記のモデルがおすすめです。
NORDICA Dobermann GS Race Plate
こちらは大回転モデルをベースに作られ、24/25ノルディカのカタログでもデモモデルとなっています。FISレギュレーションとの違いは中身のメタルがWorld Cupではなく、通常の2枚メタル使用でEnergy 2 TIとなってます。
DEMO・基礎・技術選の小回り向けモデル:Dobermann SL Race Plate
Dobermann SL Race Plateこちらは小回り向けですが、1つ欠点がありサイズが151cmしかありません。3サイズも112,5-65-97,5となっていますが、女子でも155cmくらいは欲しいところではないかと思います。
レースとオンピステ向けのDobermann SLR DC Raceもありますが、ターン後半の反発力がFISモデルとかなり違ってくるのではないかという感じもします。
小回りをどのモデルにするかはカタログをよく見て選ぶ必要がありそうです。(上記にあり)

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基礎・競技に関係なく使えるスキー上達法についてYouTubeとブログで解説しています。用具に関する話題なども豊富にブログで書いてます。