- 11月 13, 2023
ブルボバのSLスキーテクニック(2023−2024)が圧倒的に優れている理由。女子W杯SL2戦の結果、男子はさらに開幕延期
今日のスキー上達方法とコツは23/24女子回転第1戦で優勝、……
今回の「スキー上達方法とコツ。SAJバッジテスト合格・不合格の違い、1桁順位を獲得したアルペン練習のコツ」はW杯の結果とポールセットの傾向について書いてみようと思います。
今朝SNSで以下のような投稿をしたので、深掘りで解説というか、個人的に感じる2026年ミラノ・コルティナダンペッゾォ冬季五輪までのポールセットの傾向を書いてみようと思います。
あくまでも個人の主観であり、見当違いの可能性もあるという前提で読んでください。また、記事内容は「まだ1本目しか見てない状況」の内容です(苦笑)
アルペンスキーW杯のキッツビューエル男子回転が昨日終わりました。結果は以下の通りですが、個人的な2023−2024シーズンのポールセットの傾向も書いてます。
ちなみに板の3サイズを比較しましたが、
市販だと アトミックFISS9:115mm
VandeerSL WORLD CUP SKIS:118mm
で少しトップが大きいですよね。つまり、深回りに強いので直線的なセットを立てると、結果回してしまう傾向があると見てます。続く
https://twitter.com/hide_skiarea/status/1749168727739027691
ですが、何とかがんばってるのがノルウェーのハウゲン。グルグルでもメーカー内ではトップのタイム。しかしキッツビューエルはほぼVandeer勢は全滅でした。 カメラ前走で見てもポールの振り幅から考え、そこまで振ったセットではない。深回りに強いジニスとクリストファーセンは余計に回す結果
https://twitter.com/hide_skiarea/status/1749170124140273831
続き:
何が言いたいかというと 「何となーくスキー業界全体でVandeerを潰しにかかってる」 そんな印象があります。新規スキーメーカーに昨年結構やられてますから、ポールセットの傾向が変わってる印象を今季は受けますね。信じるか信じないかはあなた次第ですけど^^;
https://twitter.com/hide_skiarea/status/1749170540550762811
続き:さて、ヒルシャーがどう対策を練るかでしょう。ブーツの自社生産もどうなるか直近の課題。 ロシニョールラングとの契約は解消されており、しかもVandeerの板の弱点を突いてるような気もします。 あくまでも主観であり間違ってる可能性もありますが、Vandeer全体で落ちてるのは気になります。
https://twitter.com/hide_skiarea/status/1749171690960285957
追記:ロシニョールラングとの解消はクリストファーセンのことです。
もちろん、これ以外にも要因があり、
という理由が考えられます。
一般的に国内のレースでは
「自分が育ててる選手が有利になるよう普段の練習のセットを立てる」
のが当たり前です。
私のコーチも公認大会でセッターをやってましたが、私は苦手でしたw(理由は特になくテクニカルなセットが嫌いなだけ・・・w)
ただ、W杯となると
「メーカーの売上に直結する世界」
です。
デザインが良ければそれだけで売れていく世界ですし、2024ー2025シーズンの売上に影響するのがまさに
「今」
です。
ここからはあくまでも「個人の妄想」ですので、鵜呑みにしないでください。
市販のFISレギュレーションに沿ったSLモデルを比較した数字を上記のSNSで書きましたが、選手用やVandeerのような少数精鋭チームだと個人でカスタマイズされるので実際の数字は不明です。
ただ、ゴールシーンとかで目視レベルで確認すると
Vandeerのトップ、他メーカーより少し広めでは?
という印象を持ち、実際に数字も見たら確かに市販だとスキー板の先端がワイドです。
つまり、角付けした際に板のトップが雪面にかむと「よく曲がる」わけです。逆に悪く言えば
「回しすぎてしまう」
という傾向が選手によっては出てしまうのかなと考えられます。
問題はメーカーによってこの3サイズや素材が微妙に違い、乗る位置も微妙に変わるのですが、Vandeerのスキー板はもっと深回り向けという印象を個人的には持っています。
なので、昨年の2023アルペンスキー世界選手権で深回りに強いAJジニス(フィッシャー)とクリストファーセン(Vandeer)があのスタート直後の強烈に振ったポールセットに対応できたのだと思いますし、彼らの滑りにマッチしたセットという印象を持っています。
ジニスはフィッシャーですが、滑り方が独特で、傾きの作り方が非常に上手い選手。ですがデメリットを挙げると直線的なセットには弱い、クリストファーセンもロシニョール時代から上からきちんと回し込んで滑るタイプですから、難しいセットほど強くなる傾向が強いです。(あくまで傾向の話です。絶対ではありません)
しかし、23−24シーズンは22−23シーズンに鳴り物入りで登場したVandeer対策?を各国で共有されている感じもします。クリストファーセン対策と言っても過言ではないでしょう。
特にクリストファーセンはスラロームの代表的な選手ですから、当然ですが、どんなメーカーの板を履いてようが狙われる位置にいる選手です。
特にオーストリアという国はまだVandeer契約選手がいないアウエーの国。いくらオーストリア製で元アトミックで同じ オーストリア人のヒルシャーであっても他メーカーとなれば敵です。
オーストリアのスキーメーカーなのにオーストリア選手と契約していない(今後増えるはずです)段階ではまだまだ難しい側面もVandeerにあるのでしょう。
同じオーストリアメーカー同士でも熾烈な競争がありますから、新規メーカーであるヴァンディアに対してはまだまだ厳しい向かい風が続くかもしれません。
選手の成績は売上につながる話ですから、当然の結果と言えるでしょう。
果たしてVandeerレーシングの行方がどうなるのか、今後も注目していきたいと思います。
もう何も言うことありませーん。ブルボヴァも戦線離脱し、怪我さえなければこのまま自然と
「100勝を通過する」
そんな気がします。
ステンマルクを神様扱いしていた時代が懐かしいです。
以前からXでお伝えしていた通り、ドレッセンが優勝した日、優勝した場所で引退しました。
ゴール後に泣いてましたね。素敵なラストランでした。
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