初心者から上級者までの

スキーが難しい理由。イメージと実際の滑り方が違う原因。スキー歴2年目の人がSAJバッジテスト2級合格した練習方法

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スキーヤー・ブログ著者
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スキー検定1級所持の元アルペン選手。(賞状や合格証の証拠はプロフィールにあり)検定合格のコツや足を揃えて滑りたい人、アルペンW杯&基礎スキーの速報などを知りたい人向けに日々記事や動画を作ってます。トップページに新着情報があります。
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今回のスキー上達方法はスキー初心者からW杯選手まで悩む「自分のイメージと実際の滑りがかけ離れてる」という問題について解説します。言語化が非常に難しいですが、なんとか解説します^^;

こんな方におすすめ

  • イメージしてスキーするのと現実の自分の滑りのギャップがなぜ生まれるのか知りたい方
  • 目には見えない部分を正確に動かす方法を知りたい方
  • 意識しても脳の17%しか影響を与えない。残りの83%の無意識部分を操作するスキーの練習方法を知りたい方

こんなことを知りたい方は必見の内容です。

今回はこのSNS投稿を深掘り解説します。ちなみに参考書籍はマインド・タイム 脳と意識の時間にあるので、詳しく知りたい人は本もご覧ください。

スキーが難しい理由。無意識の部分をどう動かすか?

①練習では「意識して考えて練習」

②本番又はタイムレースでは体に任せる

この繰り返しです。高学歴の人ほど本番でも「考える」傾向があり、人生でも考えすぎると上手くいかなくなる傾向が高いです。

*為末大さんの解説動画もリンク先にあります。

https://twitter.com/hide_skiarea/status/1748083407484272688

昔、GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊という日本の世界的人気漫画の中でも

「自分という存在はいないのではないか?」

という問いを描いてましたが、実は人間の考えや行動はほとんどこの「無意識」によるものであり、ある意味で人間は

「心の奴隷」

なのかもしれません。

「心の奴隷」という言葉が映画マトリックスでモーフィアスの口から出たセリフです。(攻殻機動隊に影響された人気映画です)

さて、そんなほとんどの行動に

「自由がない」

と言ったら語弊かもしれませんが、それでもスキーが上手くなる人は上手くなりますし、下手な人は下手なままです。

何かのせいにするのは簡単。

では、具体的にどう練習すれば良いのか?といった話をします。

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目に見えない部分(無意識箇所)を正確に動けるようにするために必要なトレーニングとは?

Photo:Niseko Grand Hirafu

ここからは個人的な推測であり、スキー選手歴10年以上の経験から言いますが、結論から言ってしまうと

ポイント

  • 夏場のバリエーショントレーニング
  • 冬場のトレーニング経験値

を増やすしかないのかと思います。

 例えば何度か言ってきた

スキーヤーの種類

  • 整地のみ上手く滑れるスキーヤー
  • どんな雪質、斜面でも上手く滑れるスキーヤー

ではどっちがスキーが上手いと言えるでしょうか?

もちろん、滑りは自由なので整地でひたすらカービングだけやるのも何ら問題ないですが、各スキー競技に出てる人は3月、4月も試合がありますし、マイナス20度の日もあります。

急斜面になるとひたすら避けたカービングが上手い人を見たことがありますが、整地だけではスキーは上手くなりません。

経験値は無意識領域に影響を与えるのか?

経験がある人とそうでない人のスキー技術の差がわかりやすい例として

ポイント

  • 初めてスキーをする人
  • 急斜面をスイスイ滑れる人

は明かに「経験」が大きな原因であることは誰の目にも明らかです。

ただ、科学的には意識脳はわずか17%、残りの83%が無意識で人間の運動は決定されているようで、

スキー指導の問題

  • 意識して練習をすれば無意識にできるようになる
  • 反復練習を繰り返すとできるようになってくる

というのは実はあまり良くない指導ではありますが、しかし実際この1番と2番で多くの人はスキーが上達してるはずです。

ですが、本当のところは下記の参考記事のように

「シンプルなことにフォーカスした練習方法」

の方が遥かに上達が早くなるのではないかという研究もあります。

ちなみに実際のスピードで比較すると

意識:約210km/時

無意識:約16万km/時以上

パフォーマンス向上には無意識が大事

上達する方法をなるべくシンプルにしたほうが脳には良い。練習量より幅が大事。

脳には処理能力があり、個人差があります。

ですが、人間誰しも天才ではないですし、10のことを速攻で10できるスキーヤーはいません。

なので、可能な限り短期間でスキー上達を考える人は

目では確認できない無意識の部分がどう動いてるか客観的に見ることが大事

になってきます。

チェックの方法としては

ポイント

  • 鏡の前でチェックする
  • 腰の位置は人のいないところを滑りながらでもチェックできる
  • スマホなどで誰かに撮影してもらい、1本1本チェックする

そういった練習日をきちんと定期的に設定したり、コーチに見てもらうなどの工夫は必要です。

スキー未経験から2年目でバッジテスト2級合格した人の練習方法

私がいたチームにはスキー未経験の学生で本州からスキー留学に来た人がいます。

スキー初心者がいきなりスキー留学というステップを踏むのは珍しいケースですが、

アルペンスキー競技全国レベルのチームに行けば短期間でスキーは上手くなる

と考えたのでしょう。

1年目の初めての雪上からすでにポール練習は当たり前。

怖いとか言ってられないのです。

練習内容は

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