基礎スキー(検定)とアルペン競技の滑り方の違い

基礎スキー(検定)とアルペン競技の滑り方の違い
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基礎スキーにも役立つ1級2級一発合格法、1ヶ月ほどでアルペン一桁順位になった練習方法も序盤が終わったので、ここからは技術的な話に移っていきます。その前に、基礎と競技は滑り方が全く違うので、注意点をまとめておきます。アルペンやモーグルができても基礎では不合格扱いになるケースがあるので、技術を間違えないようにしましょう。

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基礎スキーとアルペン競技の違いとは?

Photo:Sapporo Moiwayama

まずそもそも「基礎スキー」の「基礎」とはどう意味かご存知ですか?

要は

「テールをズラす横滑りを使う」

ことを基礎スキーのベースにあります。

一方、アルペンスキーはタイムを競うのですから、スピードが求められます。

つまり、基礎はテールをズラす=ブレーキ要素があるので、アルペン競技では基本使いません。(ただし、アルペンW杯など基本はズラさないことがベストですが、仮に使ったとしてもズラす技術が基礎スキーよりもはるかにハイレベルです。これは別の記事で解説します)

アルペンと基礎スキー(検定)の違い
  • アルペン競技でテールをズラすことは、板を横向きにするのでブレーキ要素が入るので、基礎スキーの技術は基本使わない。あくまでも振り幅のあるポールセットで使うオプションテクニックにすぎない。
  • 逆に基礎スキーの世界はテールをズラさない技術を1級や2級で使うと減点要素になる。(下記の無料動画でも解説してます)

基礎スキーの検定では

  1. 基礎(ベーシック)パラレルターン:テールをズラす技術を使う
  2. パラレルターン:カービング要素を使う(フルカービングという意味ではない。「要素」に留める必要がある1級とテクニカル・クラウンのフルカービングと分けて技術を使うケースがあり、検定員の事前講習次第で調整するケースもある。ちなみにSAJ公式の動画では「2級でフルカービングは69点の不合格」と公表しており、私が2級を受験する際は「カービングはOK」と検定員に言われており、SAJ公式との認識のズレがあったので確認し、カービングではなくズレ重視で加点をもらいました。(必ず事前講習でカービングについて聞いておくことをお勧めします。おそらく検定員の言ったことは「フルカービング」ではなく「カービング要素はOK」ということだと思います。2級でフルカービングで滑る受験者はゼロだったので。)

という違いがあります。

資格試験の1つなので、学問要素も入るのが基礎スキーでもあり、理論的な違いを理解しないと不合格になるので注意が必要です。

検定受験者向けの動画解説も過去に作ってるので参考にしてください。

基礎スキー検定で求められる滑りとは?

以下は検定前に見ておくと便利な動画です。アルペンのみ挑戦する人は見なくてもOKですが、技術選に出る人は1級は必要なので、1級受験資格の2級から予習しておく必要があります。

*2025年から基礎パラレルターンは「ベーシックパラレルターン」に名称が変わるようです。詳しくはこちら→基礎パラレルターン小回り・大回りが「ベーシックパラレルターン」に名称変更。不整地は指導員、準指導員に残る。

アルペンの滑りをすると基礎では加点が取りづらく、ギリギリ合格か不合格になるので注意

このことは以前Youtubeで告知した通りなので動画を貼り付けておきます。

アルペンスキーと基礎スキーはスピードスケートとフィギュアスケートくらい違い技術となります。

 同じ腰高ポジションを求められても、アルペンスキーW杯王者のマルコ・オデルマット(スイス)のような立ち上がる腰高は

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