スキー上手くならない人の行動パターンとは?脳は自分で考えて自分で決断しているわけではない。

スキー上手くならない人の行動パターンとは?脳は自分で考えて自分で決断しているわけではない。
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今回のスキー1級2級一発合格、1ヶ月ほどでアルペン一桁順位になった練習方法は前回のお話の続きである、「脳の仕組み」を解説します。これがわかっていないと努力が苦にしか感じなくなります。スキー以外にも応用できる思考法です。

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少しだけマニアックなお話になりますが、昔から現在まで「攻殻機動隊」という日本の漫画が世界でヒットした作品がありますが、そのセリフの中で

「私という存在はそもそもいないのではないか」

というシーンがあります。

実はこの話は結構現実の話であり、ベンジャミン・リベット(アメリカ)生理学者の1983年の実験で明らかになっており、私たちが決定している行動は脳が決定しているだけであり、自由意志はほとんど存在しないということがわかっています。

ただし、ミクロのようなわずかな時間にだけ自由意志は存在します。

時系列で並べると

人間の行動
  1. 行動の0、35秒前に脳が電気信号を送る
  2. 行動の0.2秒前までに意識的な自由意志の時間が存在する。つまり、私たちの「意志」で変えられるのは0.15秒だけ

なので、100分の1秒を競うアルペンスキー選手はもちろん、すべてのスキーヤーは運動してる最中に意識して滑ることはほとんどないので、無意識というか、ほぼ「感覚」で滑ってるはずです。

なので、今後口酸っぱく出てくる

「低速基本練習」

「意識」させて練習することが非常に大事になってきます。

スキーの本質を踏まえた本当に正しい滑り方で反復練習

することで再現性の高い練習が可能なので、どんどん強い選手を送り出すことができるというわけです。

問題は皆さんが「行動の習慣」「思考の習慣」がすでに決まってるので、そこに人間本来が持つ

「怠け心」

が入ってくると、

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いやーマジ練習めんどくせー

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という思考回路になって、ほとんどの人は挫折します。

ダイエットが一時的に成功しても、多くの人が失敗するのは脳の仕組みをきちんと理解していないので、

続かない

というオチになります。

スキーも同じなのです。

上手くいかないということは必ず原因があり、それを克服しないと成長は必ず止まります。

改善し続ける力がない人はスキーに限らず、どの分野でも1つ抜んでることは難しくなります。

効率化、科学的だけではスポーツは上手くならない。最後は気持ちで決まる。

トレーニングも科学的になり、より効率的にはなりましたが、それでも最後の最後に決めるのは人間の本能部分だったり、根性だったりします。

実際にプロスポーツやオリンピックなんか見ると

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スキーは楽しくゲレンデで安全にみんなが楽しめればそれで良いと思います。ただ、検定やアルペンなどは最低限やるべきことがあるので、ブログとYouTube、Xでそれぞれ細かくお伝えしてます。アルペンW杯・冬季五輪速報はXでやってます。スキー下手くそなので日々勉強中したことをシェアしてます。

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