

今回のスキー練習方法は外向と内向、正対の3つの上半身の動きのメリット、デメリットを解説します。
スキーの正対・外向・内向って何?

上記のイラストでざっくり長所と短所を書いてますが、どれもメリット・デメリットがあります。
ただ、ショートターンにしろ、ロングターンにしろどのターンをしても正対する場面があるので、知識として知っておいてください。
外向のメリット・デメリット

上記のイラストに外向のメリット、デメリットを書いてますが、他にも
- 写真のように春スキーのようなザクザク雪など凹凸に強い
- とにかくターン後半加速するので、アルペン競技のアンダーゲート、緩斜面などまっすぐなポールセット、高速系種目で有利
というメリットがあります。
ただ、デメリットとして外向は以下のイラストのような欠点があります。

振ったポールセットだと上半身の向きを変える時間が発生するため、外向から外向にする無駄な時間が生まれます。そのため、
- 基礎スキーでは点数が出にくい傾向
- 競技スキーだと次の旗門に間に合わないので、板をずらして入ったり、途中棄権になる
というリスクがあります。詳しくは下記の2つの記事で解説してます。
シフリンが大回転で勝てなくなった理由も外向姿勢が影響してます。
1980年代に現在の可倒式ポールが生まれ、それまでのスラロームの滑り方がガラッと変わりました。今では稀にしか見なくなった外向のこのイラストですが、当時は今のような横移動ではなく、板もスラロームで190cmで滑ってたので、このようなスタイルが1番速かったのです。マークジラルデリ世代はどっちのポールでも活躍しましたね。ちなみにスーパー大回転が生まれたのも1982年で、12月にフランスのバルディゼールで開催されスイスのピーター・ミュラーが優勝してます。

内向のメリット・デメリット

一方ここからは近年ワールドカップや技術選で有効な内向と正対の解説になりますが、内向は
- 上半身がスキー板が外側を向いてる時に、内側に向けていくので捉えが1番早い
- ただし、内側やフォールラインを向ける分小回りは効くが、絶対ではないがテールでズレが生じてアルペンでは減速要素になりやすい。しかし、ポールセッターはフルカービングで入れない箇所を作るのでオプションテクニックとしてできるようにした方が良い。
- レーサーや技術選レベルの深いターンをする場合、腰の向きだけ外向させて反発を雪面からもらい、ターン後半に一瞬正対させると深回りしやすい
感覚的なことを言葉にするとこんな感じですが、筋力や重さ、骨格、柔軟性でも滑り方が変化するので、正解な滑り方はないです。
ただ、スキーの基本は外向なことは変わりませんが、上半身を外向しっぱなしにすると横移動に弱く、減速するケースがあるのでいろんなターン練習することが大切です。(上記のシフリンとシェイブの記事参照)
正対を入れると1番深回りできるが、雪面からの反発が弱まるのでターン前半で外スキーで伸展させパワーをもらう

オダーマットなど世界一流のスキー選手は腰を外向にして、上半身を内向か正対を使い分ける印象がありますが、ターン弧が深く出るのに個人的には正対するシーンが必要という印象があります。

理由は
- 上半身を内向またはフォールラインに向けてしてしまうと、板も早く回ろうとしてしまう
- 結果、テール部分で横ずれが起きやすい(上半身がローテーションしなくともテールが挙動する)
- 深回りする場合、技術選選手などターン後半「上半身」と「板」が正対するシーンがよく見られる。ただし、腰の向きは外向が多い印象。
といった感じです。
この違いを認識してたので、私はスキー検定1級のベーシックパラレルターン小回り(受験時は基礎パラレルターン小回り)で基礎という言葉がついてるので、上半身を内向させて
- ターン後半の推進力
- テールで横ずれ(基礎スキー)を表現
して合格しました。
外向、内向でもできますが、個人的な感覚では両足荷重しやすいのも正対の特徴なので、いろんな技術の引き出しは持っておいても損はないかと思います。
アルペンスキーではいろんなターン技術が要求されるので、自然と毎日いろんなセットを滑ることで理論ではなく、体が勝手に動いていくので基礎派の人もレーシングをやってみると学びが増えますよ。
ナショナルデモレベルだとどういったスキーテクニックを使うのか?

技術選なんか見てると、いろんな細かい技術が見れます。
代表的な選手の滑り方を見ると、
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