スキー小回りのコツは重力。動画見てもスキー上手くならない原因 PR

前回、（下記の動画）で反発力を使って小回りすると解説しました。

今回はこちらの動画の補足をします。（その動画が１番上）

そもそもスキーの小回りができない人、スキー上手くならない人の共通点は

という人多いんじゃないかと思います。

仮にレッスンなどを受けても言われた通りにやっても、目では見えない部分に上達要素があるので、なかなかスキーが上手くならないという人が多いです。

今回はもう少し深い話をします。

スキーの小回り（ショートターン）は特に重力と体力を使う。この２つは動画では見れない

そもそもスキーというスポーツは初心者の頃にプルークボーゲンという八の字に曲がることを教えられるはずです。

これも重力による反発の力を使って曲がるものであり、これに速度を足すとより大きな反発力が生まれることで最終的には小回りへと進化します。

簡単に１枚の写真で説明するとこんな感じです。

プルークボーゲンではエネルギー（速度）が足りないので、小回りができない

全日本スキー連盟（SAJ)のスキー検定（バッジテスト）の小回りは１級と２級で登場しますが、どちらも中斜面か急斜面という試験内容となっています。

つまり、

というわけです。

これがもし真っ平らな緩斜面で１級や２級試験の小回りがあった場合、みなさんどう滑りますか？

当たり前の話ですが、

です。

仮にプルークボーゲンのスピードで小回りをしようとしたら、スキー板をスライド（車のドリフト）のように滑らないと足を揃えて曲がることはできないはずです。

つまり、小回りにはある程度のスピードが前提にあります。

「ある程度のスピード」とは種目によって異なり、個人差もあります。スキー板のR（回転半径）、反発を得やすいウッドコアのスキー板、体重、雪質など色々要素があります。上級者が使うスキー板はウッドコアの高価なスキー板の場合が多いです。もちろん、レンタルスキーや初心者用でもスピードをつければ普通に小回りできますが、初心者向けモデルは軽量素材で滑走中に板がバタバタし、不安定になる人も多いです。ただ、初心者にとって上級モデルは重くて使えないでしょう。ちなみに私はあえて中級モデルに近い板であるsalomon s max（R15・２０１９年くらいのモデル）を使ってます。R15demoモデルだと大回りと小回り、コブ全部行けるので安上がりで１級レベルまではおすすめです。小回りに特化するならR12かR11の１６５cm（男性）か１６０cm（女性）がおすすめです。

そうしないとそもそも小回りなんかできない、または非常に難しいという状況に陥ります。

急斜面でスピード出すのが怖い？ならばズラして滑る小回りから覚えましょう。

何度も動画の中でこのイラストが出てきてますが、右がパラレルターン小回り（カービングターン）、左がズラして回るベーシックパラレルターン小回りです。

これは大回りでも同じで、スキーは基本

です。

なのでスキー検定受ける方も受けない方も、まずはスキー板を横向きにして滑り降りる滑り方から学ぶことを個人的にはお勧めしています。

この２つの動画で詳しく解説してるので、こちらを見た方が手っ取り早く急斜面での小回り暴走を防げるのではないかと思います。

スキーの小回りは体力も消耗する

そして「目には見えない部分」のもう１つとして重力以外に体力があります。

体力も動画からはわからないでしょう。

ですが、小回りに挑戦した方ならわかるかと思いますが、

です。

特に使うのが瞬発力で、スキー選手はみんな夏場にこんなトレーニングをします。