写真や雑誌、動画でトップスキーヤーを見ても上手くならない理由
目でモノを見てる人は何をやっても上手くいかないです。目ではなく頭でモノを見ましょう。(例:数値など)今回は練習内容も入りますが、主に「物事の考え方」「練習の取り組み方」について書いてみます。
物事の本質は目では見ることはできません。
ほとんどの場合、本当に大事なことは表面に出ないからです。
しかし、上手いスキーヤーを見ることは大切です。それしか多くの人は情報源がないからです。
なので、大会に出る選手レベルの人は、勝った選手の映像から練習を考え、新たに技術を習得していくわけです。
ですが、多くの一般スキーヤーにとって参考にはなっても=上手くなるわけというわけではありません。
多分、上手くなるのはトップスキーヤーレベルであり、見てそのまま体で再現することができるレベルのスキーヤーか才能のあるスキーヤーだけです。
このことは「頭で指令したことを体で再現できる能力」(コピー能力)についてスキーテクニックチャンネルでも語ったので、気になる人はご覧ください。
では、一般のスキーヤーが
「上手くなった」
と確実に実感できる方法はないのか。
大きく分けて2つあるので、まずはそちらを説明したいと思います。
確実に上手くなるスキーヤーと、どんなに一生懸命練習しても上手くならないスキーヤーの決定的な違い
スキーヤーには大きく分けて2種類います。
それは
この2種類しか存在しないと言っても過言ではないでしょう。
1番の主観的なスキーヤーは映像とかタイムなど客観的な情報に基づかず、
- 気合と根性が大事
- 練習量が大事
- とにかく一生懸命信仰
という昭和っぽい発想の人が多いです。
もちろん、大会で僅差同士になると最後は根性(気持ち)とか練習量とかで差がつくケースもあるのですが、
「技術」
は全く別物で、きちんと客観的に物事を見る癖がないとなかなか難しいです。
わかりやすく言うと、ごっついボディビルダーレベルの筋肉がある人や運動神経が良い人より、根性とかとは程遠い子供たちや華奢な女性とかの方がスキーが上手かったりするのは練習量ではなく、技術の差があるということになります。
技術の習得にも練習は必要になりますが、よくある失敗パターンとして
「1人で練習をして頑張る」
という人です。
もちろん、普段団体練習をしつつ自主練習なら問題ないですが、何から何まで全部1人でやると、かなり上達スピードが遅れるというパターンになる可能性が高いのではないかと思います。
「絶対上手くならない」とは言いません。レアケースもあるでしょう。ただ「確率で言えば」独学という練習方法は多くの場合上手くなるスピードが遅れると思います。1級10年連続不合格おじさんという人が実際にいたので、詳しく知りたい人はスキーバッジテスト(検定)に何度も落ちる人の特徴。今後も不合格になる確率が高い理由をご覧ください。
では、逆に客観的なスキーヤーはどういった練習をするのか。
上達スピードが早い人はどんな特徴を持って、普段練習しているのかを次に説明します。
主観より客観的な考えを持つ人の方がスキーが上達するスピードが早い理由
これは基礎スキー、アルペンスキー競技両方に言えるのですが、客観的に物事をきちんと整理して見る癖がないと上達スピードに影響すると考えます。
もちろん、コーチのアドバイスとかも重要なのですが、世の中には
「良いアドバイスと悪いアドバイスがある」
ということもきちんとスキーヤー自身が認識できてるかはすごく重要な要素となります。
いわゆる「情報の見極め」ができるかどうか。
雑誌とか見ると次々と新しい横文字が出てきますが、本当に必要な情報なのかをきちんと自分の頭で考える必要があります。
スキー以外にも使えるので、少し深掘りして書いてみます。
アドバイスよりも重要なことと向き合えるか?
コーチがいる人といない人では上達スピードは全く違います。
なぜなら
「その場で指摘され、次の1本の滑りで修正し、どうなったかすぐにわかる」
からです。
多くのスキーヤーはこの繰り返しで修正をします。
上達するということは無駄を省いていくという作業になるわけです。
上手くなっていくというよりは、無駄がなくなって最終的に洗練された形になっていきます。
なので、多くのスキー上達を目指す人は
という選択をします。
上記のリンク先で10年間1級落ち続けた人は、おそらく5年分指導者にお金を払えば5年以内に1級取得できたかもしれません。
年は自動的に取っていくものですから、スポーツに関して言えば早いに越したことがありません。
ただ、上記の3つのポイント、つまり指導者を付けても上手くならず頭打ちになる人がいます。
なぜか。
次が最も重要なポイントとなります。
それは
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