SAJオンラインスキーバッジテストとは?顔の個人情報の安全性大丈夫?24/25の検定種目は変更なし。
SAJの改訂版出ました。皆さんが気になるスキー検定の変更箇所をまとめてお伝えします。また、2024−2025シーズンから導入されるオンラインバッジテストの検定ルールと申込の際のリスクなどを書いてみました。
下記にSAJの2024年スキー検定(バッジテスト)の改訂版へのリンクがありますが、ザックリと重要な点をまとめると以下の通りになります。
- スキー検定合格のコツ・技術選速でお伝えしてきたSAJ内で議論されてる「不整地消滅」がとりあえず消滅しないことになった。(現状維持)
- 基礎パラレルターンという名前が消え、ベーシックパラレルターン小回り・大回りという名称に変更された。(英語というか横文字になった)
- 指導員の方はベーシックパラレルターン大回りが見当たらない
- 2024−2025シーズンから新たに全日本スキー連盟(SAJ)は「オンラインバッジテスト」を導入(記事後半で解説)
- 級別テストに新たに追加となったのは「スキーバッジテスト実施に必要な検定員資格と人員表」が追加となったこと。
ということがわかりました。
なので、上記のリンク先で書いた記事内容は2025−2026年以降に持ち越される話でしょう。
1級で不整地消えることを期待してた皆さん、残念ですね・・・。私が25年で7本のみ滑り1級不整地合格点が出た練習方法を解説してるので、気になる人は見てください。コブはコツを掴むと簡単ですよ。
2024−2025シーズンは2023−2024シーズンの現状維持で試験が実施されるようなので、基本昨シーズン私が受験前に作成し、実際に動画の通りに実行し1級と2級に合格してるので、下記の動画のポイントを押さえれば合格できるはずです。
オンラインスキー検定(バッジテスト)とは?
名前の通りで、
2024−2025シーズンから新たに導入されるオンライン上であなたの滑りをジャッジする仕組み
となります。
大まかに言うと以下のような感じです。正式な申し込み方法などはリンク先にあるSAJ公式の案内をご覧ください。
という新しいスキー検定となります。
スキーとスノーボードのバッジテスト3級、4級、5級で限定実施される21世紀らしい検定方法でしょう。
なお、1級や2級、プライズテストは現場でのテストとなるので、従来通りです。
気になる受験料金などはこの記事を書いてる時点では不明ですが、今まで通りスキー学校別に料金が異なるので(私は1番安いところで受けた)、初雪が降る頃にスキー・スノーボードスクールで案内が掲載されると思うので、公式ホームページを参考にしてください。
ただ、今までと違うのは講習が存在しないという点です。(少し安くなるかな?)
ある意味、3級までは合格率も高いですが、逆に受験者数も少ないので(私が1級受験時は1名のみの参加で合格でした)、簡素化したのだと思います。
スキースクールも少子化、スタッフ減少など場所によっては手間をかけられないところもあるかと思うので、この判断はある意味で正解ではないかと思います。
ただし、大きな問題点が1つあります。
全日本スキー連盟(SAJ)は顔の個人情報を保護できますか?
スキースクールはリアルタイム検定など逆に通信不具合などでコストが増えそうな気もしますが、もっと大きなリスクがこのスキー検定に隠れてそうな気がしています。
それは
映像に顔を映すことを条件とし、かつ身分証明書なども提出と書いてるということは顔のデータが送受信されるということ。ここに通信の安全性があるのか?
という点です。
今の時代、世界各地で国家間トラブルが起きており、サイバーテロは当たり前。個人情報やクレジットカードトラブルが大手のIT企業でも抜き取られてる状況です。(パソコンやスマホでネットをして監視・個人情報を抜き取ることをスニッフィングまたはスミッシングと言います。)
- あなたが通販サイトにアクセスし、ログインする際にログイン情報を盗み、あなたのクレジットカードを使い勝手に買い物をする。
- 「LINE画像盗聴」と検索すると色々個人情報を盗む手口が出てます。
なので今の時代、個人でもVPN(NordVPNやExpressVPNなどが有名。バーチャルプライベートネットワークのこと)やシークレットブラウザ(ブラウザに標準装備されてます)でのネット環境が当たり前です。
個人的にSAJにそこまでサイバーセキュリティ能力があるのか気になってます。(素人考えですが)
映像の顔データと身分免許証の顔データや住所などをhttps(SSL化)で暗号化しても色々問題出てますし、あくまでもhttpsはhttpよりは安全というレベルであり盗聴は可能です。(ググれば出てきます。ネットにはVPNは意味がない、SSL化で十分と言ってる人いますが・・・)
私はすでにVPNとシークレットブラウザでインターネットしてますが、それでも情報を抜かれるでしょうね。(通常ブラウザよりは安全かもですが)
SAJがここを考えてるか疑問です。
顧客情報入力の際、顔の登録はAmazonでもやってないのです。
まあ、スキー検定なんで「顔情報盗んでやろう」と考え、プログラムを開発する人はいないと思いますが、少なくとも
スキーやスノーボードやる人は時間とお金に余裕がある客層であり、ゴルフをやる人も多い。日本の中では所得が高い客層の業界
ではないかと思いますし、年収1000万以上の個人情報がスキー業界に眠ってるので、高額所得層の個人情報リストが欲しい悪徳業者はいるでしょう。
もし受験される方で個人情報が心配という人はVPNやシークレットブラウザに切り替えて、申し込みするときだけでも情報通信を最大限に保護すべきかなと考えます。
1番安全な方法は実際に受験しに行くか、「バッジテストを受験しない」という選択肢が安心
ネットが怖いという人は、スキー学校に行って受験するのが1番安全ではないかと思いますし、2級からダイレクト受験も可能なので3級、4級、5級を受験しないというのも1つの手段です。(個人的には3・4・5級は受験する必要ないと考えてます。八の字で滑れる人大勢いるので。価値とはごく一部の人しかできないから価値があるのです。)
まず問題が起きることはないと思いますが、マイナンバーカードを含め個人情報というものを自分自身できちんと最大限保護することを考えて欲しいなーと思います。
*追伸1:日本の銀行はいまだに暗証番号4桁ですからね・・・。怖い怖い・・・。量子コンピュータが普及すれば暗証番号とかログイン情報を簡単に解かれるでしょう。たぶん。
*追伸2:政府は電子マネーを推進しようとしてますが、北海道地震の時、電子マネーの人は一部の地域で食料が買えなかったです。なぜなら街中が停電し現金での取引のみだったからです。災害が多い日本で電子マネーだけになるとどうなるかは大停電を経験した人は皆知ってます。アナログってある意味最強ですよ。まあースキーのオンライン受験で情報盗む人いないとは思いますけど・・・たぶん。