スキー板のキャンバー&ロッカーとは?メーカーカタログの意味も解説

スキー板のキャンバー&ロッカーとは?メーカーカタログの意味も解説
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スキー板のキャンバーとかロッカーって何?意味がわからない人向けに詳しく解説します。

スキー板を選ぶ時、

キャンバーとかロッカー形状とかあるけど、メリット・デメリット、各スキーメーカーカタログも言葉違ってわからない!

という方多いと思うので、詳しく解説します。

一般的なスキー板は全部キャンバー形状。それ以外はロッカー形状。特徴やメリット・デメリットを紹介

スキー板には大きく分けて2つあり

  1. キャンバー形状:一般的なゲレンデ用スキー板の形状。真ん中が浮いてる形状で整地で滑るタイプ。レーシング、デモモデル、モーグル用の板などに使われ、ターン前半の捉えが速く深いターン弧を描きやすい。
  2. フルロッカー形状:センター部分が沈んでおり、トップとテールが切り上がる形状なので、パウダースノー向けで埋まりにくく、浮力を得やすいがキレのあるターンがしづらい。現在はトップ&テールロッカータイプが多い。

この2種類に分類されます。

さらにここから2種類追加され、

  1. トップロッカー形状:板の先端だけ上に切り上がってるので、捉えが遅めでターン前半ルーズに、ターン後半切れ上がる弧になる。ゲレンデ内を滑るオンピステモデルに多く、基礎スキー検定向けでズレを表現しやすい。
  2. トップ&テールロッカー形状:板のトップとテールが切り上がり、浮力とターン弧調整できるタイプでオールマウンテン、パウダー両方ともこれが主流。整地と不整地両方1本の板で済ませたい人向け。フリースタイルスノースロープもこのタイプです。

という4ジャンルがあります。

メーカーによって狙った構造がある。フレックスとトーションの確認も必須

ざっくりとですが、スキーメーカーカタログから上記の4つにブランドを入れるとこんな感じになります。

形状タイプ主な特徴代表的なメーカーとブランド(シリーズ名)
キャンバーエッジグリップが強く、高速走行や硬い斜面での安定性が抜群。上級者やレーサーに好まれる。● ATOMIC: Redster (レース/デモ)
● SALOMON: S/RACE
● ROSSIGNOL: Hero シリーズ
● OGASAKA: TC / Keo’s シリーズ
トップロッカーターンの入りがスムーズで、多少の凸凹も吸収しやすい。現在のゲレンデ用スキーの主流。● ATOMIC: Redster Q / Vantage
● SALOMON: S/MAX / Stance
● FISCHER: RC4 The Curv (一部モデル)
● HEAD: Supershape / Kore (細身モデル)
トップ&テールロッカー浮力と操作性のバランスが良い。整地もパウダーも楽しみたいオールマウンテン派に人気。● SALOMON: QST シリーズ
● VÖLKL: Blaze / Mantra シリーズ
● NORDICA: Enforcer / Santa Ana
● ARMADA: ARV シリーズ
フルロッカー圧倒的な浮力があり、パウダー内での旋回が非常に楽。深雪専用のモデルに多い。● VÖLKL: Katana / Revolt (太板モデル)
● 4FRNT: Devastator / Hoji
● ARMADA: JJ (一部の極太パウダーモデル)
● ICELANTIC: Saba Pro

例えば、私が使ってるサロモンのS/MAXがオンピステで正確にはデモ用ではないです。

ただ、メーカーのモデルによって狙うところが1台1台全部違うので、サロモンS/MAX12だとプライズテストまで使えても、10までだと1級までが理想といった感じで、板の中身はもちろん、トーションとフレックス、さらに

あなたのレベルと求める滑りでスキーの選び方が変わります。

なので、よほど

オダーマットの板が欲しい!

といった固有名詞が出ない限り、複数台候補が出るはずです。

私もs/maxヘッドスーパーシェイプの2択まで絞りましたが、

ヘッドが8万だから、2万円安いサロモンでも1級かテクニカルまで合格できるだろう

と判断し、購入。

結果、1級合格しました。

技術選になればデモモデルFISレギューレーションあたりでないと、オンピステモデルを買うとトップロッカータイプがあるので、板のトップからサイドカーブをフルに使えないといったデメリットがオンピステモデルにあるので、深いターン孤を描けません。

同じゲレンデを滑ると言っても様々なタイプのスキー板ラインナップがあるのは、こういった問題を各スキーヤーが持ってるためなのです。

円安で旧モデル買う人も増えてると思うので、購入前に必ずカタログに目を通しましょう。

スキーカタログはサロモンが1番優しい。フィッシャーやフォルクルも丁寧に作られてる。

個人的に毎シーズンのスキーメーカー各社のカタログを見ます。

その中でもサロモンが1番優しく構成されており、トップとテールがパーセンテージ表示され、どの程度浮き上がってるかわかりやすい説明になってます。

レース・デモだと5%から8%、オンピステは15%、バックカントリーだと25%といった具合に、エッジした時に板全体の何%のサイドカーブを使えるかわかるからです。

その他にフィッシャーとフォルクルはメーター付きで

  1. どのくらいのレベルで扱えるか
  2. 整地か不整地か

一目でわかるようになってます。

メーカーによって狙う客層があるので、本格的にスキー板を選びたい人は今書いた内容を頭に入れておくと、買った後失敗&後悔しづらいかと思います。

最後にメーカーによっても呼び方が変わるので、一覧にまとめておきます。

スキーメーカー別ロッカー名一覧

メーカー名主な技術名称の例特徴・補足
ATOMICTip Rocker / All-Mountain Rockerレース系はキャンバー強め、フリーライド系はTip Rockerを採用。
SALOMONAll-Terrain Rocker整地からパウダーまで対応するモデルによく使われる名称。
HEADAllride Rocker / Speed Rocker「ERA 3.0」という独自の設計思想の一部としてロッカーを定義。
ROSSIGNOLAuto Turn Rocker / Power Turn Rockerキャンバーとロッカーの比率を細かく指定した名称が特徴。
FISCHEROn-Piste Rocker / Freeski Rocker「整地用か、フリーライド用か」という用途が名称に直結。
VÖLKLTip & Tail Rocker / Full Rocker割と技術用語をそのまま使う堅実な姿勢。
K2All-Terrain Rocker / Speed Rockerカテゴリごとに「Speed」「Powder」など明快な接頭語を付ける。
ELANAmphibio Rocker左右非対称設計(アンフィビオ)に特化した独自ロッカー構造。

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