ヘッドスーパーシェイプの違いを完全解説。レビューもあります。


ヘッドスーパーシェイプシリーズの違いを徹底解説してます。旧モデルとの違いも詳しくご紹介します。コメント欄でのレビューもお待ちしてます。
スーパーシェイプシリーズの開発目的
| 年代(シーズン) | 出来事・主要テクノロジーの導入 | 開発の意図・背景 |
| 2004-05頃 | Supershapeシリーズ誕生 初代「i.Supershape」発売 | 競技用SL(回転)スキーの深いサイドカットを一般向けに解放。「誰でも簡単にカービング」を実現。 |
| 2006-07 | 「i.Supershape Magnum」登場 | シリーズ最大のヒット作。センター幅を広げ、荒れた雪面での安定性を強化し、不動の人気を確立。 |
| 2009-10 | KERS(カーズ) テクノロジー搭載 | F1の技術を応用。ターンの後半にスキーの復元力を電気的に高め、加速を生む仕組みを導入。 |
| 2013-14 | ERA 3.0 S の採用 | ロッカー、ラディウス、リバウンドの3要素を最適化。より操作性が「オートマチック」に進化。 |
| 2016-17 | Graphene(グラフィン) の導入 | 驚異的に軽くて強い新素材を採用。スキーの重量配分を自在にコントロール可能に。 |
| 2020-21 | EMC テクノロジーへの刷新 | KERSから進化し、電子回路で「不要な振動を吸収」することに特化。滑走の滑らかさが劇的に向上。 |
| 2024-25 | フルモデルチェンジ クロスフォース・カーボン導入 | センターを薄くしカーボンで補強する新構造。サイドカットを数mmスリム化し、操作性を現代的に刷新。 |
2005年の発売当初は1種類しかなく、アルペンスキーワールドカップのテクノロジーを一般のスキーヤーにも体感してもらうために開発されたようです。
2006−2007年モデルではレッドとホワイトでも販売。ヘッドの売れ筋商品になり今でも主力として売れてます。ウッドコアを使い、レーシングベースなのに滑りやすい、ターン後半の抜けが良いなどのレビューも見かけました。
どんなレベルがターゲット層か?
オンピステモデルなので基本誰でも扱えますが、レベル的には
- 1級・テクニカルまでで1台で合格を狙いたい方
- ゲレンデで深いキレのあるターン弧を描きたい方
がメインとなるので、アルペン経験者やエキスパートクラス向けです。
ただ、ショートターンとロングターン用に2台は持ちたくないという方には刺さるデザイン設計となるでしょう。
私も最終候補まで残った1台でした。
スーパーシェイプシリーズの違い
スーパーシェイプシリーズは全てオンピステモデルというだけあり、色以外大きな見分け方として

整地タイプで5種類ありターン弧と滑れるところが変わる
という違いがあります。
- オリジナル:1番センター幅が狭く、主にショートターンメインで滑る人。もちろん、大回りも可能。
- スピード:名前の通りトップとテールがオリジナルに比べ真っ直ぐなのでロングターン・ミドルターンメイン
- マグナム:1番の売れ筋であり、中間タイプ。大回り、中回り、小回り、不整地全部こなせるタイプ。
- ラリー:センター幅がやや広めで豪雪などにも向いてる。
- タイタン:1番センター幅が広く、1番板のくびれがないので豪雪・パウダーなどの不整地メイン。ただ、バックカントリー手前のモデルなのであくまでもオンピステ、ゲレンデ内向け。
となっており、他社ではなかなかないラインナップです。
ぶっちゃけた話をすれば1から3は検定向けとしても使えますが、5番でも1級合格できる方も多いかと思うので、ゲレンデ内でカッコよく滑りたい方はどれでも良い気もしてます。
ただ、4と5は小回りが大変かと思うので技術力のあるスキーヤーでないと深回りは難しいかもしれないので、4と5はオールラウンドモデルに近いと言って良いかと思います。
2026−2027モデルの最新情報
情報が入り次第掲載します。
2025−2026モデルの中身は前シーズン同じ
2025−2026モデルは24−25モデルの継続になるので、デザインが変更されただけになります。
なので、デザインがよほど25−26モデルが好きでないとすれば旧モデルの方が安くてお得ではないかと思います。
2024−2025モデルの変更点
この年はフルモデルチェンジしました。
具体的な変更箇所は、
- サイズ
- プレート
- ビンディング
- 新素材
が変更になってます。
1つ1つ解説します。
1. 形状(3サイズ)の変化:トップとテールが「細く」なった
表を見るとわかる通り、24-25モデル以降、全てのモデルでトップ(ショベル)とテールの幅が3〜4mmほど細くなっています。
- 理由: 以前のモデルはトップが非常に広く、捉えが「強すぎる」傾向がありました。新形状では、ターン始動がよりスムーズになり、ハイスピード域でもスキーが暴れにくく、コントロール性が向上しています。
サイズ表
| モデル名 | シーズン | 3サイズ (Top/Waist/Tail) | ラディウス | 主な装備 |
| e-Original | 25-26 | 125 / 66 / 108 mm | 12.1m | 継続: クロスフォース・カーボン、BBプレート |
| 24-25 | 125 / 66 / 108 mm | 12.1m | フルモデルチェンジ: クロスフォース・カーボン、BBプレート、プロテクタービンディング | |
| 23-24 | 129 / 66 / 107 mm | 12.1m | EMC、グラフィン、WCサンドウィッチ、Superflex PR Base | |
| e-Speed | 25-26 | 119 / 68 / 102 mm | 14.0m | 継続: クロスフォース・カーボン、BBプレート |
| 24-25 | 119 / 68 / 102 mm | 14.0m | フルモデルチェンジ: クロスフォース・カーボン、BBプレート、プロテクタービンディング | |
| 23-24 | 122 / 68 / 104 mm | 14.0m | EMC、グラフィン、WCサンドウィッチ、Superflex PR Base | |
| E-MAGNUM | 25-26 | 126 / 72 / 110 mm | 13.1m | 継続: クロスフォース・カーボン、BBプレート |
| 24-25 | 126 / 72 / 110 mm | 13.1m | フルモデルチェンジ: クロスフォース・カーボン、BBプレート、プロテクタービンディング | |
| 23-24 | 129 / 72 / 111 mm | 13.1m | EMC、グラフィン、WCサンドウィッチ、Superflex PR Base | |
| e-Rally | 25-26 | 128 / 78 / 112 mm | 14.0m | 継続: クロスフォース・カーボン、BBプレート |
| 24-25 | 128 / 78 / 112 mm | 14.0m | フルモデルチェンジ: クロスフォース・カーボン、BBプレート、プロテクタービンディング | |
| 23-24 | 132 / 78 / 114 mm | 14.0m | EMC、グラフィン、WCサンドウィッチ、Superflex PR Base | |
| e-Titan | 25-26 | 129 / 84 / 113 mm | 15.7m | 継続: クロスフォース・カーボン、BBプレート |
| 24-25 | 129 / 84 / 113 mm | 15.7m | フルモデルチェンジ: クロスフォース・カーボン、BBプレート、プロテクタービンディング | |
| 23-24 | 133 / 84 / 115 mm | 15.7m | EMC、グラフィン、WCサンドウィッチ、Superflex PR Base |
2. 新素材:クロスフォース・カーボン (Crossforce Carbon)
24-25モデルから導入された目玉技術です。
- 構造: ビンディングの下のトップシートを一部カットし、そこに2軸のカーボンシートを配置。
- 効果: センター付近が薄くなることでスキーがより自然にしなり、かつカーボンの反発力でエッジグリップとレスポンスが劇的に高まりました。
3. 新プレート:ベターバランス (BB) PR ベース
- 変化: 23-24以前のプレートはブーツサイズによって立ち位置の傾斜(ランプ角)が変わってしまいましたが、24-25モデルではどのサイズでも0.75°の最適な角度に統一されました。
- 効果: 常に理想的なポジションでターンに入ることができ、誰が履いても安定したパフォーマンスを発揮できるようになりました。
結論
25-26モデルは、24-25で完成された「細身になった最新形状」と「カーボンによる高レスポンス」をそのまま引き継いでいます。
23-24以前のモデルと比較すると、「より軽快に、より安全に、より洗練されたターン」ができるよう進化しているのが最大の違いです。
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