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2030札幌オリンピックは地球温暖化対策?FIS/JOC/IOCの本当の狙いを考える。スキーW杯は欧州から日本中心の時代になるか。

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スキー1級所持(証拠はプロフィールにあり)、元アルペン選手が上達法、最新のアルペン・スキー場情報をトップページでお伝えしてます。
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ツイッターにも長々書きましたが、ブログでも情報共有しておきます。今回の話はあくまでも個人の推測であり、全く的外れになる可能性があることを念頭に入れて読んでください。

2月13日の話題は2つです。お好きなところからどうぞ。

キルデ、また2位。オデルマットが初優勝

キルデまた銀メダルですね。恋人であるシフリンと揃ってるところが海外で話題ですが、シフリンもどうなるか・・・。 まあ、世間の注目はステンマルク超えの方でしょうね。

https://twitter.com/snowwebjp/status/1624954200286437377

日本と2030札幌五輪、FISとJOC/IOCの本当の狙い。地球温暖化でスキーW杯は欧州から日本中心の時代になるか。

Photo:Niseko Ski Resort/cjmac

まず最初に2030年札幌オリンピックの話ですが、まあーみなさんご存知の通り大問題五輪となってるわけで、国際オリンピック委員会(IOC)は「2030年やべーよ。他でやる準備しようぜ」と思ってるのか、スウェーデンでの開催を検討しています。

2023年にいきなりスウェーデンが「2030年冬季オリンピックを検討する」と言い出したのは明らかにIOCが別会場確保に焦ってるのだと思われます。 ちなみに会場はストックホルムとオーレ の共同開催を検討中です。 2030年 札幌オリンピック は厳しいでしょう。

https://twitter.com/snowwebjp/status/1624254480777908225

なので、そもそも札幌五輪開催はもう厳しいので、どうなるかわかりませんが、そもそもなぜ

2018年韓国、2022年中国、本来であれば2026札幌

の順番だったのか。

 流行病とか北海道地震で札幌は2030年に移動していますが、もちろん最大の理由はお金でしょう。

しかし、冬季五輪は年々立候補が減り、五輪会場の決め方も変わりました。

なぜアジアに集中的にオリンピックが来たのか。

実はもっと深刻な理由も欧州で抱えているのは私のSNSを読んできた人はご存知かと思いますが、改めて公式に情報が出たので、整理したいと思います。

スキー選手たちの地域格差問題だけではない。欧州から雪が消えると世界経済が変わる。

欧州W杯会場はもうコース外に雪がないのが当たり前に。
Photo:Val Gardena, Italy /PHOTOMDP

この記事を書いている現在、2023アルペンスキー世界選手権がフランスのメリベル/クーシュベルで開催されています。

 男子滑降競技終了後に選手たちは地球温暖化対策に関する署名文を国際スキースノーボード連盟(FIS)に提出しました。(下記に公式文章であるPDFへのリンクがあります)

選手たちは雪のない地域とある地域で選手が獲得するポイントの格差問題も危惧してますが、実はこの問題はもっと大きな問題でもあります。

下手をすれば

「欧州経済が世界から落ちていく」

話でもあり、通貨であるユーロの価値にも影響する話です。(あくまでも極論です)

 IOCやFISはもちろん、彼らはスノースポーツが欧州で継続できないという経済問題も抱えてるので、今ワールドカップ開催地問題で毎年揺れてるわけです。

 以下はTwitterに書いた私の未来予想ですが、結論から言うと

雪ビジネスの未来
  • 選手たちはポイントが取れるところが欧州からアジアと北米中心になり、欧州と北欧選手たちは危機感が年々増えていき、各国の連盟で揉める可能性がある。
  • 欧州選手が活躍しなければ、視聴率も下がり、ヨーロッパ観光ビジネスが崩壊する可能性がある。少なくともスキー客はニセコなどに移動する可能性が年々上がる(かも)
  • 日本政府はこの雪の流れを読んで、為替を円安で持っていく可能性もあり、観光客を増やし、同時に外国人労働者も増やして労働生産性を高めようとする。(かも)
  • オリンピックをやろうがやらまいが、雪が日本に大量に降り続ければ、新千歳空港のハブ空港構想が現実味を帯びるなど、雪の影響で経済が潤う可能性が高まる。
  • スキーW杯の中心がアジアになれば、冬季ビジネス関連株がアジアで上昇していき、オーストリアのような強豪国になってスキーやスノーボードがブームから文化になる可能性がある。

などいろんなことが今後世界各地で起きる可能性があります。

 つまり、雪を中心にスキーやスノーボードが経済そのものを動かす可能性が出てくるわけです。

以下はツイッターで流した私の投稿なので、2030年以降、スキーワールドカップ並びに、日本やアジア経済は雪の影響で伸びていくのではないかという予想です。

スノースポーツは本来インフラ事業。地域活性化の可能性がある。

正直、スノースポーツはスキー場だけで儲かる商売ではありません。むしろスキー場はあくまでも「客寄せ」の立ち位置です。

スキービジネスの仕組み
  • スキー場をまず作って街に人を集める
  • 宿泊施設
  • 旅行会社
  • 街の飲食業
  • 田舎の雇用
  • 用具メーカー
  • 鉄道や空港などのインフラ
  • 男女の出会いの場であり、少子化対策にもなる
  • 家族や友達同士の交流の場
  • 健康維持
  • 医療

これら全部にお金が落ちるのがスキー産業です。

これがサッカーとかだと競技場が必要ですし、11人集めるとかしないといけないわけです。

しかもサッカーW杯が日本で行われれば地域にお金が落ちますが、毎年日本で開催というわけにはいきません。Jリーグ開催場所も都市部なので限定的なわけです。

さらに言えばスノースポーツは

メリット
  • スキーやスノーボードは1人で好きな時間で楽しめ
  • お金がない人でも中古品で済ませ、小さなスキー場で安く済ませることができる
  • ソリならホームセンターで買ってタダでスキー場で遊べる。

といったメリットがあります。

 2000年から2020年まで伸びたランニング市場は、価格高騰で安くなくなったスポーツになってますが、スキー場は走り込みなどをしなくても良いスポーツなので、ソリとかで気軽に家族で楽しめる「場」でもあるのです。

もちろん、環境問題など一部問題点があるのでそこは解決していかないといけないわけですが、経済復興の鍵となる産業の1つではないかと考えています。

2030年以降、欧州からアジア中心のスキーワールドカップがもし実現した場合どうなるか?

昨日の世界アルペン男子滑降終了後に提出されたアルペンW杯選手たちの署名文です。 文章にはないですが、今問題なのは

①地球温暖化によるW杯の危機

②雪がある地域と無い地域とのFISポイント格差が今後起きる

続く

提出文書: https://protectourwinters.eu/wp-content/uploads/2023/02/open-letter-to-FIS-230209.pdf

https://twitter.com/snowwebjp/status/1624940899372531712

③FISが対策しないと、ザグレブW杯のように現地までスタッフと選手全員で移動し、キャンセルになるとお金をドブに捨てるようなことが今後増える。

など無駄なコストが増える一方です。 2024年までに2030年までの温暖化対策を公開せよという話ですが、果たしてうまくいくかどうか。続

https://twitter.com/snowwebjp/status/1624941545916092421

なぜかというと

①FISと欧州経済問題がある。クラシックレースには多額の資金が流れており、雪がなくても世界中から観光客を呼ばないとスイス、オーストリア、ドイツ、フランスなどの経済問題、通貨価値などに発展する。

②一方、選手たちはポイントとレースコスト問題がある 続

https://twitter.com/snowwebjp/status/1624941545916092421

要はスキー選手と経済の問題をFISはごっちゃに全部抱えているわけです。  

ただ、間違いないのは

「雪がなければ観光客はニセコなどのアジアや北米に移動する」

ので頭の良い経営者はニセコや長野などに投資し、W杯会場も移動するでしょう。これを選手たちは恐れてるはずです。

https://twitter.com/snowwebjp/status/1624942981139824640

つまり、2030年頃なぜ札幌オリンピックが立候補し、可能性をまだIOCが残してるかというと

①近い将来、欧州ではスキービジネスが成り立たなくなり、W杯はアジアと北米中心になる。

②アジアや日本が雪の中心地になれば日本人や中国、韓国選手が第1シードに定着する。

https://twitter.com/snowwebjp/status/1624943690367238151

といったことが起き、場合によっては野球やサッカーのオフシーズンである冬の市場はスキーやスノーボードが主流になり、これがアジアと北米全体で市場活性化する可能性があります。

逆に欧州では冬季ビジネスが弱体化し、危機的な時代を迎えるでしょう。

選手たちや各国はこれを恐れてるはずです。

https://twitter.com/snowwebjp/status/1624944421874843649

極論を言えば

①スキー場再開発が進み、日本や中国、韓国で冬季市場が活性化し、地域も潤う。

②W杯の主戦場が欧州からアジアになり、世界中から観光客が来て、新千歳空港のハブ空港構想が現実味を帯びる。

などスキー場ビジネスが日本で再びバブルどころではないお金を産む可能性があります。続

https://twitter.com/snowwebjp/status/1624945495411138560

そして極め付けは中国市場。

この一か国だけで13億人の市場があり、放映権収入などが凄いことになるでしょう。

EUだけで7億4000万人ですから、FISもIOCも日本政府も雪ビジネスは黙っていないはず。

アジアで五輪が立て続けに起きた本当の理由は「雪ビジネス継続の下地」ではないかと見てます。

https://twitter.com/snowwebjp/status/1624946305163493377

これらは極論なので、まず100%現実になるとは思っていません。

ただ、地球環境が激変しつつあり、地底のマグマが逆回転してるとか停止?なんてニュースも見たので、温暖化だけでは収まらない環境問題が今現実に起きています。

欧州の雪不足は世界恐慌の引き金になるのか。

今ロ○アとウ○○イナの問題がこれと実は関連するのか。

全くわかりませんが、確実に起こるのは

スキーW杯の本場が

欧州からアジアになるのをヨーロッパ人中心に必死に食い止めるのではないか

と思われます。

ちなみに選手たちの署名文を紹介しましたが、100人ほどのアルペンスキーW杯選手たちが署名してますが、西洋人だけの署名なんですよね・・・。地球温暖化って全世界のはずでは・・・

 スイス、オーストリア、クロアチア、ドイツの4カ国が新スキー連盟構想などもあるようなので、いかに欧州スキー経済が危機的状況か。表向きはエリアシュFIS会長への反発ですが、FISもこの雪不足の時代になんとか生き残っていかなければいけない状況です。

 スキーメーカーも中国資本が入ってるところもあり、元W杯スキー王者のヒルシャーが「純度100%オーストリア製ブランド」であるVandeerでスキー大国オーストリアと同じく伝統のあるノルウェー人(クリストファーセン)でタッグを組んだのも、実はもっと深い理由があるのではないかと見ています。

 シーズン終了後、再びスキーと地球環境で選手と連盟が揉め、来季以降も開催地問題などで色々あるかもしれません。

イタリアとスイスの国境を跨ぐツェルマットW杯ダウンヒルもお金と時間をかけたのに、第1回大会から雪不足で中止に追い込まれてますからね。

雪不足によるFIS/IOC波乱の時代は最低10年は続くと思われます。

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