FISレース速報
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訂正:アルペンスキーFIS公認大会でセットをズラし不正発覚。国際スキー・スノーボード連盟が無効試合に。全世界の調査に発展か?

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スキー1級所持(証拠はプロフィールにあり)、元アルペン選手が上達法、最新のアルペン技術、基礎スキーのテクニックを解説。基礎スキーをアルペン競技のように数値化し、「点数が出る滑り」をYoutubeで公開しています。
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注意:湯浅直樹さんは関係ありません。^^;事件が起こったのが3位表彰台に上がったあの「マドンナ・ディ・カンピリオ」だからです。なお、明日もFISレース問題を取り上げる予定です。

前代未聞のFISレース無効試合についてのニュース。実はイタリアだけでなかったりして・・・

本題に入る前に1つ。

2日前、Youtubeスキーテクニックチャンネルにて「ズラしても速いパラレルターンの滑り方」をアップしましたが、アルペンレースでは基本ズラすのはタブーです。

というか、ズラさない方が速いので、そこは勘違いしないでくださいね。

あくまでもアルペンにおけるオプションテクニックの1つです。今後もアルペンや検定などに役立つ技術を取り上げるので、気になる人はチャンネル登録しておいてください。

春のアルペンレースはFISポイントを取らせるためにあるようなもの。でもイタリアスキー連盟は悪質すぎ・・・汗

Photo:shutterstock

アルペンスキー競技に参加したことのない方からまず

「ポイントとはなんぞや?」

という話をしないといけないのですが、細かい計算式を抜きにして簡単に解説すると、

アルペンスキーレースは

アルペン競技のスタート順の仕組み

  • 試合では順位とポイントがつく。日本では全日本スキー連盟のSAJポイントと世界共通のポイント、国際スキー・スノーボード連盟のFISポイントがあり、この数値が小さいほどスタート順が早くなる仕組みを全世界で採用してる。高校選抜や全日本選手権などはこの規定されたポイントに達していないと出場できない仕組み。
  • 良いポイントを取るにはトップとのタイム差を縮める必要もある。(ココが今回の問題点)
  • 計算式にはペナルティポイントというのもありますが、ここでは割愛します。(アルペンやらない人が混乱するので)
  • W杯ポイントはW杯限定のポイント。この数字は多ければ多いほどいい。1位だと100ポイント付与される。

という仕組みで全世界の「SAJ ・FIS公認大会」が運営されています。

なぜスタート順をみんな早くしたいかというと、アルペン競技はみんな同じところを滑るので、旗門の横がどんどん掘れていき、最終的にはモーグルコースのように陥没していき滑りづらい状況になります。つまり、タイムが出ないのでみんなスタート順を早くできるポイントを取りたいのです。

ローカルレースは独自運営で関係ないですが、ポイントある人がスタートで前になるレースもあります

なので、春になると

W杯で活躍した良いポイントを持ってる選手たちが自国の選手たち、特に若手の海外でのスタート順を良くするために、タイム差がないよう少し手抜きをしてレースをし、若手にポイントを取らせ、W杯で活躍する確率を上げる

というようなことをし、先日スイスのミッシェル・ギシンもスイス選手権で6位に位置して、上位5人のFISポイントに貢献。

こういったことを春によく行われます。

また、日本ではタイム差がつきにくい寒い場所でレースを設定したり、そこにオーストリアなど強い選手を呼んだりして、世界各国で自分たちの国の選手のスタート順を上げるため、ポイント更新の努力(工夫)をしています。

トップとのタイム差を無くすため、旗門をズラしたか

Photo:アルペン時代の向川桜子選手/FashionStock.com(アメリカ・キリントン)

ですが、イタリアスキー連盟がやったことはなんとも子供のいたずらレベルというか、このネット社会でカメラですぐ記録される時代に

ポールセットを変えた

ということをやったのです。

問題の不正行為はW杯で活躍するインナーフォッファーやサイモン・マウルベルガーが2本目スタートする前に起こり、

「随分とスタートで待たされた」

とのこと。

ちなみに、問題のレースはイタリアでのアルペンW杯会場で有名なマドンナ・ディ・カンピリオで4月11日でした。

この証拠をskinews.chがつかんでるようで、実際にFISの公式リザルトを見ても

「全選手のFISポイントがついていない」

ことがわかります。

今後のポイント

  • 誰が計画し指示してたのか。
  • 現場のスタッフ含め、何人が関与し、組織ぐるみで行われていないか
  • FIS本部にも裏工作した人物がいないか。
  • W杯出場組の選手が関与してないか?(インナーフォッファーなど。本人は否定してます。)

この問題は今後更なる調査が進められるのではないかと思われます。

イタリアスキー連盟にとっては完全にスキャンダルです。

連盟の実態はもちろん、過去のレースや全世界のスキー連盟でこのような不正が行われていないか、調査が入る可能性もあるでしょう。

続報があればsnowweb.jpでもお伝えします。

追加情報1:選手たちはこのレースにかかった費用を請求できるようです。つまり、レース主催者はさらに大きなコストを払うことになります。(記事はこちら

ちなみにフッ素ワックス禁止ルールが全く機能していないこともわかっており、隠れてフッ素ワックス使う選手が有利になってるという問題も出ています。原因は検査の機械が1つ400万以上するということ。なので地方の公認大会などで問題が出てるようです。特にクロスカントリーでは大きな問題です。競技に公平性が今あるのか。膿があるなら出し切って欲しいと思います。

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