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FIS/SAJポイントはアルペンスキー競技の価値を下げるかも。スキー連盟のグレーゾーン問題まだある?

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昨日に引き続き、今回はミッシェル・ギシンのスイス選手権での手抜き問題を取り上げます。結論、アルペン経験者と未経験者との情報格差で今後議論されるかもしれないですね。国のナンバー1を決める大会で大人の事情で手抜きするのですから・・・。

昨日はFISポイントを取らせるため、イタリアで旗門をズラし、レースが無効になったという海外ニュースを紹介しました。

この中で私は最初翻訳を間違い、ゴールをズラしたと書きましたが、どうも緩斜面のポールセットをズラしたようです。(この場を借りてお詫び致します)

ポールセットをずらしてトップとのタイム差を縮め、ポイントを取らせるということは簡単にできそうで、実は他国もやってるのではないかと私は考えたわけですが、今後国際スキースノーボード連盟(FIS)が調査に踏み込むのか注目しています。

FISポイント取らせるため、W杯組のスキー選手が国内で手抜きするのはよくある話。これが今後大きな問題になる可能性も。

Photo:PHOTOMDP

さて話の本題に入りますが、アルペン経験者ならわかるかと思うのですが、ポイントを持ってるW杯出場者が、若手にポイントを取らせるために手抜きをするということはよくあることです。

ですが、一般の視聴者にはポイントの仕組みを知らず、実況の人も

「おいおい」

という音声がしっかり下記の記事内にある動画で入っていますが、視聴者からすればこれが本音でしょう。

「表示」を押すとギシンがゴール前で手抜きしてるのがわかります。

ですが、ここ数年全日本スキー選手権などネット放送が当たり前になり、

何手抜きしてんだよ

と思われる問題が世界各地で出てきています。

選手や連盟にとっては若手にポイントを与えて、少しでもW杯やヨーロッパカップでスタート順を上げたくてやってるのですが、これがコンテンツビジネスの視点で見ていくと

「手抜き」

に見えてしまうわけです。

そうなると放送する側としてもコンテンツの価値が下がるわけで、下手すれば苦情の電話やネットで誹謗中傷の書き込みにまで発展します。

仮にギシン本人が

「若手にポイント取らせるためなの。理解して。」

とお願いしても、果たして視聴者がアルペンスキーの論理的構造を理解できるかは不透明です。

アルペンスキー選手は全てスタート順を決めるためのFISポイント、国内であればSAJポイントがあり、計算式によって付与されます。

上手い人は良いポイントを持ってるのですが、W杯や国内で良いポイントを持ってる選手が自分のチームやナショナルチームの若手にタイム差があるとポイントがつかないので、手抜きをするしかないわけです。

果たしてコンテンツとしての価値を考えた場合、今後この行動がまかり通るのか疑問ではあります。

オリンピック選考会になると本気の戦いに変わる国内選手権・・・

唯一、盛り上がるのはオリンピック前くらいでしょう。

日本で行われる全日本スキー選手権は

「勝った選手が五輪に行ける」

というシンプルな構造になりました。

2018年の平昌オリンピックからこの方式を採用し、12年間日本女子選手が謎のルールでオリンピックの出場すらできないという事態に追い込まれてましたが、この冬季五輪から男女とも

「全日本選手権で決着をつける」

という誰も文句の言えないルールになり、透明性が出ました。

しかし、オリンピックがない年のナショナルチャンピオンシップ(国内選手権。日本の全日本選手権)は緊張感もなく、上記のスイス選手権の映像は見ている側が不愉快になるような滑りが出てきます。

日本のサッカーはJリーグという確立されたものがあり、お金を払って熱心なファンが見ています。

しかし、日本のスキーリーグ(というものはないけど)、J1に当たるFISレース、J2に当たる全日本B級がコンテンツとして価値があるのか?は難しい部分があるでしょう。

ネットで無料で流してもそこまで見られませんが、五輪選考会だと見る人が多いのは「緊張感がある」のは間違いのない事実です。

マスコミも「誰がオリンピックに行くのか?」を知りたいですから、注目度は当然上がります。

ですが、普段の国内選手権はこんな感じなら、なかなかスキー業界は盛り上がらないでしょう。

イタリアでは無効試合、ギシンの滑りには批判・・・。

FISポイント、アルペンスキーのルールや仕組みを変えないとサッカーやテニスのような市場になるのは難しいのではないかと思います。

そこを目指そうとするエリアシュ政権ですが、SDGsとか環境問題とかレース問題とかで課題は山積。

選手の報酬は30%上がりましたが、雪のない欧州でやらざるおえない事情なども抱えており、欧州、オセアニア、アジア、北米、アフリカなどをまたぐ「本当のワールドカップ」になるのはまだまだ先の話かもしれません。

雪がなくても欧州でやれば放映権が取れますからね。

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