アルペン競技や基礎スキーでなぜ外足荷重が重要か?

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トリノオリンピック男子回転4位、2015年全日本スキー技術選総合13位の皆川賢太郎さんもこちらで言ってますが、今も昔もこれからもスキーは外足荷重が大事だよねという話です。

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ただ、2000年代とこの記事を書いてる2025年現在、唯一違う点を挙げるとすれば、スキー板のトップとテール幅がGSにおいてはだいぶ真っ直ぐになったので、膝の動きも結構大事かなと思ってますが、基本は外足荷重です。

今回はスキーの基本であるこの外足荷重について解説します。

外足荷重の意味がわからない人向けの記事
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スキーの基本は外足荷重。理由は反発力で曲がるから。初心者から上級者共通

この動画でほぼ全部解説してるので、、これ見てもらったほうが早いです。

ただ、この動画はショートターンができない初心者向けの解説になってるので、上級者やアルペンレーサー向けにお話します。

高速ターンで内足に荷重するとどうなるか?

試しにクローチング姿勢で内足に完全に体重を乗せたらどうなるか?(この写真だと右足が内足)

当たり前の話ですが、

  1. 内倒し失速
  2. 最悪バランスを崩し転倒

ということが必ず発生します。

少なくともアンバランスな状態になり、特にアルペンスキー選手でポイントがない選手はポールの横が掘れてコースがデコボコになるので、危険な状態になります。

基礎スキーヤーがアルペン選手に技術選で勝てない人が多い理由はまさにここにあるのですが、

アルペンスキーというスポーツは、モーグルのように掘れたバーンを速く滑る技術が競技初心者の段階でいきなり求められる容赦ないスポーツ

なのです。

そうなると

  1. 最初に言ったセンターポジションに乗ってること。アンバランスな状況でも乗り続けないといけないのがアルペンスキー競技
  2. 外側の足に体重が乗ってないと飛ばされるし、雪面からのエネルギーをただ受けるだけでなく、エネルギーを加速に変換しないといけないので、筋力も必要になる

ので、夏場にスキー選手(競技・基礎共通)はウエイトトレーニングをします。

速く滑るにはスキー技術以前に、正確なターンをするためのフィジカルが重要なのです。

こういった「基礎」を固めていないとだめなのです。

アルペンスキー選手から見れば基礎スキーは「スキーの基礎」なので、1980年から「基礎スキー」と日本では位置付けられてるのです。

技術選の前身は「全日本基礎スキー選手権」でしたので。基礎があって応用の「競技」があることは全日本スキー連盟の教科書、日本スキー教程にちゃんと書かれてます。アルペンの練習で当たり前の基礎練習を1つの分野として分離させ、基礎スキー産業ができたのではないか?と思われます。なので技術選でレーサーばかりになるのは当たり前の話です。

スキーの基礎は退屈。でもそれができないとハイレベルなスキーはできない。

こちらの本でW杯男子回転3位の湯浅直樹さん、海和俊宏さん、岩谷高峰さんのW杯レーサー対談が出てますが、この中で湯浅直樹さんが

「基礎練習はつまらない。けど、いざという時の強い滑りをするには基礎が重要」

と書いてます。

佐々木明選手も佐々木明の流儀(確か1だったはず)で、

「斜滑降でひたすらストックを突く練習」

を映像で見せていましたが、オーストリア人のゲオルグ・ホールリグル氏が男子Aチームコーチだった頃の全日本アルペンチームで基礎練習を徹底的にやったと語ってます。

スキー初心者がやるような練習を日本代表も練習するのです。

そのくらいスキーの基礎は重要で、例えば2014年のソチオリンピック男子回転2本目はストックを突かない基本動作ができない、カービング世代を蹴落とすポールセットだったのは有名です。

そして、板のトップからテールを使い、内傾角を出してカービングで滑る選手はみんな消えていき、アルペンスキーの歴史上(W杯含む)最悪の完走率(おそらく)の大会になったことは有名です。

117人中、完走者43人。そのうちW杯30位以内の選手の完走者20人ほど。後のW杯優勝者であり2m超えの身長スラローマー、ラモン・ゼウハーゼンでも7秒以上離れ、あとはトップから10秒から49秒差というとんでもないレースだった。当時のリザルトはこちら

個人的には

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フルカービングだけで上位に来た日本とアメリカを欧州人が終わらせた1レース

だったと思いましたし、このあとテッド・リゲティの滑り方は全くW杯で通用しなくなり、クリストファーセン(ノルウェー)とヒルシャー(オーストリア)の時代、つまり

「スキー大国時代に彼らは戻した」

ということが実際に起きたわけです。(2010年のバンクーバー五輪ではオーストリアはメダルゼロだったので)

アルペンスキーの技術は大体4年おき、つまりオリンピックで滑り方のトレンドが変わる傾向があると昔から知ってたので、おそらく2026年もポールセットの傾向が変わる年になるのではないかと思ってます。

ソチ五輪男子スラローム2本目のコースセッターのアンテ・コステリッチ(ヤニツァ・イビツァ・コステリッチ兄妹の父)は癖のあるセットを立てることで有名でしたが、日本のコースセッターにもこういったセットをあえて立てる人が実際にいますし、私のスキーチームもそういった対策を練習で行ってました。

外足荷重でタイムを良くするにはターン時に2つを意識しないと逆に遅くなる

話がそれましたが、それだけ基礎は重要ということです。

ではアルペンスキーや高速で滑りたい基礎スキーヤーにとって外足荷重で気をつけるべきポイントを2つ紹介します。

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