スキー上手くならない人の共通点。後傾姿勢になる原因がコレ。 PR含む

今回のスキー上手くならない原因は1番多くの人が陥ってる話をします。アルペン、基礎関係のない話です。
結論から言ってしまうと、
みんな腰の位置が悪い
ということに尽きます。
9割はここじゃないかと思うので、私の過去動画で解説してるので詳しい映像はこちらをどうぞ。
そして、腰の位置が悪いとこの片足スキーもできません。
なぜそんなに腰の位置、全日本スキー連盟の日本スキー教程でも重要視するセンターポジションがそんなに大事なのかを今回は説明します。
スキーの9割はセンターポジションと言っても過言ではないくらい大事なことがみんなできない
以前、スキーはセンターポジションが9割という話をしましたが、これがスキーで1番重要な部分です。
わかりやすく話すならば
椅子に座る姿勢で歩きますか?これをわざわざスキーでやってる人が多すぎる
わけです。
人間はそもそも歩くようにできており、歩く姿勢がベースとなってスキーをはじめ様々な動きができるようになるわけです。
水の中に入れば平泳でカエルのような動きが効率的だったりしますが、スキーは陸上であり、しかも坂道を下る重力を受けるスポーツでもあります。
さらにスキー板という道具を使うスポーツなので、乗り物に乗る運動となるわけです。
スキーとは
- 陸上で行い
- 坂を下る
- 道具の上に乗る
この3つの要素が絡むので、自動車の急発進と同じ原理がゲレンデの上で発生します。
スキーは自動車の急発進からスタートするから、みんなセンターポジションで操作できない

わかりやすい例を出すと
「自動車の急発進」
が日常的でしょう。
アクセルをベタ踏みすると車は急発進し、体が後ろにドンっとシートに前から押される感覚になります。
これがG(重力)であり、スキーはまさにこの重力を上手に扱う必要があるわけです。
なので、私は
スキーの基本姿勢は棒立ちからスタートすべき
と何度も口酸っぱく言ってきてますが、全日本スキー連盟(SAJ)の日本スキー教程で解説してる「ベーシックパラレルターン」は上体を前に被せたままのセンターポジションを推奨してます。
これも正解であり、むしろスキー初心者から中級者はこの方がうまくいくかもしれません。

全日本スキー連盟も私のYouTubeチャンネルでも共通してるのは
センターポジションとは常にビンディングの真上に腰(お尻)がある状態
です。
スキー技術選の選手はみんな腰が低いだろ。おかしいだろ。
と勘違いする方も非常に多く、スキー検定でも実際に技術選のモノマネをして不合格になる方が毎年後を立たないわけですが、
スキー技術選は腰が低い、中腰とかではなく、実はきちんとセンターポジションに乗ってる。
ということが初級者や中級者には理解できません。姿勢が低いから見た目が私の動画のようなポジションではないのでわかりにくいかもしれません。(詳しくは下記動画参照)
詳しい理由は下記の動画に任せるとして、ベースとして彼らもアルペン選手も基本は「腰高」なのです。そのギリギリのラインまで低くすることで加速を限界まで意図的に作るのがプロレベルです。(アルペンは別)
スキーの後傾姿勢を治すポイント

もう1度下記の写真を見てほしいのですが、棒立ちになってるようで、ちょっとだけ前屈みになってるのがわかるかと思います。

そしてこれを正面から見るとこんな感じになります。

歩く姿勢に近くないですか?
ただ、100%歩く姿勢だと上体は車の急発進のように後ろに傾くので、多くのスキーヤーは後傾姿勢になって滑ってるので
- かっこ悪い滑り
- スピードが出ない滑り
- バランスの悪い不安定な滑り
になってしまうわけです。
センターポジションに乗り続けられると
- どんな雪質でも安定した滑り
- キレのある滑りからズレのあるターンでもスピードを出せ
- アルペン競技だとタイムも上がる
といったメリットだらけになります。
スキー板のトップ(先端)とかも微妙な加減も調整できるので、以下のような技術選のような深回りのパラレルターン小回りも可能になります。
全てはセンターポジションがあって
- 外足荷重
- 上半身のフォールライン方向
- ストックワーク
- 上下動
などが連動する仕組みなので、逆に言えば
といった現象が必ず出てきます。
スキー全然うまくならない!
と悩んでる方はまず徹底的にセンターポジションに特化した練習を1ヶ月くらいやってみてください。だいぶ滑りに変化が出るはずです。
上記の動画でも練習方法を解説してるので、そちらもご覧ください。

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基礎・競技に関係なく使えるスキー上達法についてYouTubeとブログで解説しています。用具に関する話題なども豊富にブログで書いてます。