パラレルターン不整地でのスキーのコツ。大回り小回りを解説
今回のパラレルターンの滑り方の話は不整地です。なお、スキー検定用のコツは下記のリンク先で別途動画付きで解説してるので併せて読むと技術の幅が広がるかと思います。
不整地でのパラレルターンには大きく分けて3つの種類があります。
- 不整地大回り(90年代のスキー技術選に実際にあった種目)
- 不整地小回り
- モーグル
1番と2番はいわゆるスキー技術選や検定で使う「基礎スキー」、つまりテールのズラしを使った安全性の高い滑り方となります。
一方、モーグル競技はできるだけまっすぐに滑るスピード重視の滑り方となるので、基礎スキーとは別物の技術となります。
ここで解説するのは基礎スキーの方なので、コブを楽に滑りたいという方向けにコツを解説します。
パラレルターン不整地の基本は腰のポジション
いわゆる整備されているゲレンデ、整地にしろ、圧雪されていない自然の状態の不整地だろうが基本は3つのポジションからスキーは成り立っています。
この3つのポジションは上記のスキーテクニックチャンネルで私が実際に滑って説明してるので気になる人は見て欲しいのですが、アルペンスキー経験者は荒れた不整地のような場所でもレースをするので3つのセンターポジションを使い分けます。
アルペンスキー選手が夏場、または冬にフリースキーで不整地大回り・小回りの練習をする理由
上記の写真を見ての通り、アルペンスキー競技はみんな同じところを滑るので、旗門の横がどんどん掘れていき、スタートが遅い人ほどモーグルのような斜面を最大のスピードで滑らないといけない競技です。
上記のセットは大回転(大回り)ですが、回転も同じでショートターンでボコボコした状態でスピードを出さないといけないわけです。
こういった状況が必ずどの選手も経験するので、必ず私がいたスキーチームでは
シーズン初めのまだ積雪が少なく、圧雪車が入れない状況で全力で凸凹でもスピードを出す練習を繰り返しやってた
というのがあります。
当然、凸凹の斜面ですから、足元は不安定でグラつきます。
そこで夏場からアルペンスキー選手は不整地対策として以下の練習を行い、ゲレンデでも次のような練習を実践します。