ボーゲンからパラレルターンを1日で習得する練習方法

以前シュテムターンからパラレルターンを1日でマスターした人の動画を紹介しましたが、これをさらに応用した練習を紹介します。多分できる人は1日でできるはずです。
まず最初に1日でパラレルターンをマスターした人の話を以前紹介したので、改めて動画を紹介します。
基本となる練習内容はあまり変わらないのですが、ここでは
を考えてみたので、興味のある方は最後まで読んでみてください。(ブックマークしておくことをおすすめします)
パラレルターンを最短でマスターするコツは「外足荷重」

外足荷重って日本語の意味わかんない
はい、いきなり専門用語が出てきました🎵
わかります×2🎵
わかりやすくイラストを使って説明するとこんな感じです。
点線矢印がスキー板で赤色のスキー板(外側の足)に体重を傾ける(乗せる)こと外足荷重と呼び、パラレルターンをする上で大前提条件となります。理由は簡単に曲がり、安定するためです。

外足荷重を覚えるために本来八の字のプルークボーゲンが存在するのですが、きちんとしたプルークボーゲンができると、本来次はシュテムターンという曲がる直前だけ八の字になり、曲がる時に足を揃えて滑る滑り方を習ってからパラレルターンをマスターするのが一般的です。
おそらく多くの人は
プルークボーゲン→シュテムターン→パラレルターンという順番
で上達していきますし、理解しやすいです。
しかし、
さっさと足を揃えてカッコ良くササーと軽快に滑りたいんだよ!手取り早くできる方法教えろよ!
という需要もあるかと思うので、最短でパラレルターンをマスターする練習方法を次に解説します。
ボーゲンからダイレクトにパラレルターンを覚える練習方法

やり方は色々あるかと思いますが、ここでは2つの練習方法を提案しますが、大きく分けて
- スピードが出るのが恐怖という初心者向け
- バランス感覚がある人向け
で解説します。
パラレルターンでスピードが出るのが怖いという人向けの練習方法

まずスピードが怖いという人向けの練習方法かこちらです。やり方は
- 真っ平らな場所で
- 曲がる時にボーゲン、まっすぐに進むときに足を揃える
- 慣れてきたら曲がる時も外足に体重を乗せ、内足0、外足に10の割合で力を加えて、足を揃えて曲がってみる。
練習場所が真っ平らですから、スピードはほとんど出ず、足を揃える感覚が養えます。
連続写真で見るとこんな感じです。


といった練習方法もあります。
シュテムターンを覚えることのデメリット

シュテムターンという練習方法(下記の画像参照)は確かにパラレルターンへのステップとして有効な練習ですが、パラレルターンを覚えてしまうと使うことのない滑り方なので、この練習は飛ばしてもアリかもしれません。
ただし、全日本スキー連盟(SAJ)のスキー検定2級と3級(バッジテスト)を受験される方はシュテムターンが検定種目にあるので、きちんと練習しておかないと不合格になるので注意してください。

バランス能力に自信のある方は「低速片足パラレルターン練習方法」がおすすめ

上記の写真はこの記事で紹介している動画と同じ「真っ平なゲレンデ」での練習なのですが、低速でゆっくりと滑る際に
内側の足を少し浮かせて滑ってみる。そうすると嫌でも外足に体重が乗るので、あとは足を揃えるだけに集中できるパラレルターン練習方法
となります。
内足が完全に浮いてる状態ですから、自由に内足が使えるという状況がこの練習です。
内足が自由で低速なので、あとは揃えて滑ることをひたすら意識するだけになるので、人によってはこっちの方が手っ取り早くパラレルターンが習得できるかもしれません。
ただ、普段運動しない人などは怪我をするリスクもあるので、自信のない人は無理しないようにしましょう。
他のパラレルターン練習方法とコツまとめ

私のYouTubeチャンネル、スキーテクニックチャンネルではいろんな練習方法を紹介してきてますが、
- 足を揃えることに特化した練習
- 止まるシュテムターン
などもあるので、気になる人は下記の動画をチェックしつつ、さらにカービングターンや急斜面、コブなどを滑れるスキー上級者を目指したい人はチャンネル登録しておくと便利です。(いいねボタンを押すと新着情報受け取りやすいです)
さて、この記事のまとめをするとコツは以下の通りになります。
- 外足荷重をしっかりプルークボーゲンの段階で感覚を体に染み込ませる。
- 低速で安全な緩い斜面でやると足を揃えることに特化した練習に専念でき上達を早めることができる。
この2点です。
もちろん、大前提としてお尻が落ちない、つまり後傾姿勢にならないことが条件です。
後傾姿勢になるとスキーは暴走し、真っ直ぐ勝手にスピードを上げていくので、腰の位置を高く保つことはスキー上級者への絶対条件となります。
人間、歩く姿勢が1番安定しますから気になる人は予備知識として下記の動画も見て予習しておくと必ず後で役立つのでチェックしておくこともおすすめします。

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スキーは楽しくゲレンデで安全にみんなが楽しめればそれで良いと思います。ただ、検定やアルペンなどは最低限やるべきことがあるので、ブログとYouTube、Xでそれぞれ細かくお伝えしてます。アルペンW杯・冬季五輪速報はXでやってます。スキー下手くそなので日々勉強中したことをシェアしてます。