パラレルターンとカービングターンの違いとコツをイラストと動画で解説

パラレルターンとカービングターンの違いはこちらのP94で比較写真が出てますが、要はテールの使い方に違いがあります。YouTubeでも様々な上達法を紹介してるので、スキーテクニックチャンネルを登録しておくと便利です。
まず動画で見比べてみましょう。下記の動画再生後6分58秒のところで2つの比較動画が出てきます。
動画内画面左が世間一般のパラレルターン、右がカービングターンです。実はどちらもパラレルターンになります。(下記で解説)
注意:右側の直滑降のようなクローチング姿勢は関係ないです。板のテール部分(後ろ)に注目してください。雪煙の量が圧倒的になくなりスピードが出るのがカービングターンです。
おまけ:
1枚のイラストというか、図で説明すると以下の通りになります。

別記事でも使ってる画像なのでシュテムターンが余計に入ってますが、要は
2番が多くの人がイメージするパラレルターンで、3番がカービングターン
となります。
しかし、全日本スキー連盟(SAJ)の種目でいくと、カービングターンという種類はなく、パラレルターンが2種類あるということになります。
違いは
- ベーシック(基礎)パラレルターン:スキー板の後ろ(テール)をズラす滑り方。スキッティングターンとも呼ばれる。
- パラレルターン:いわゆるテールをズラさないカービングターン。線路のような線を描くので別名レールターンとも呼ばれる。
となってるわけです。
ややこしいですよね・・・(汗)
基礎スキー検定で言うと1級まではズラす滑り方、1級の一部含む1級以上がカービングターンの検定級(テクニカル・クラウン)となるわけです。
1級が技術の境目と覚えればだいたいOKです。(1級の基礎パラレルターン小回りでフルカービングで滑ると不合格点になります。詳しくは下記の1級攻略動画をご覧ください。)

このSAJの基礎スキー検定種目を見ると、どこにも「カービングターン」とは記載されてないですよね。
つまり正式には
- カービング→SAJ的にはパラレルターン
- パラレルターン→SAJ的にはベーシック(基礎)パラレルターン
という解釈になるので、分類というか滑り方の種類にはちょっと気を付けておきましょう。
どちらもパラレルターンなんですけどね。^^;
要はスキー板が並行になってればパラレル(並行)なので。
さて、パラレルターンとカービングターンの違いがわかったところで、コツも紹介しておきたいと思います。
技術的なパラレルターンとカービングターンの違いってなに?
違いについてはYouTubeのスキーテクニックチャンネルで説明してるので、無料で知りたい人はこちらを参考にしてください。
ちなみにオープニング映像はショートターンですがカービングで滑ってます。(急斜面は少々落とされてますけど^^;)
動画後半に「レールターン」(カービング)と基礎の違いというテーマで解説してますが、要は
POINT
- 世間で言うパラレルターン(正確にはベーシック(基礎)パラレルターン)はテールをズラす
- カービングターン(正式名称はパラレルターン)はテールをズラさない
という違いです。
実際に比較するとカービングターン(パラレルターン)が上記の1級動画30分以降で説明し、滑り方を動画で解説しています。(クローチングを組むということではないので注意してください)
そして世間で言うパラレルターン(正確にはベーシックパラレルターン)は下記の動画再生後7分40秒当たりの滑り方となります。
問題は
多くの人はパラレルターン(基礎)はできるけど、カービング、いわゆるレールターンができない
という壁にぶつかるかと思います。
一応、上記の1級動画でも解説してるので見てほしいですが、それでも理解できないという人はカービングスキーの特徴を理解するともっと上達が早くなるかもしれません。
そこでカービングの滑り方をさらに深掘り解説してみようと思います。
「カービングスキーテクニックができない!」という人のための練習方法
テールをズラすパラレルターンとカービングスキーの最大の違いは何か。
それは
「スキー板の形状を利用する」
という練習方法です。
そのやり方は以下の通りです。

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スキーは楽しくゲレンデで安全にみんなが楽しめればそれで良いと思います。ただ、検定やアルペンなどは最低限やるべきことがあるので、ブログとYouTube、Xでそれぞれ細かくお伝えしてます。アルペンW杯・冬季五輪速報はXでやってます。スキー下手くそなので日々勉強中したことをシェアしてます。