スキーのフォールライン方向に向かない方の解決策。捉えの速さにつながる動きとは?

スキー検定1級2級の不合格者に多い原因の1つ「フォールライン方向に向かない・向けない問題」を解決するヒントを解説したいと思います。
この記事はこんな人におすすめ
- アルペンスキー競技を始めたばかりでフォールライン方向に上半身が向かない方
- スキー検定1級2級で上手く小回りできない方で、かつフォールライン方向に上半身が向かない方
- 早い角付け、ターン始動ができない方
- スキー板をたわまさせるということができない方
こんな方にはきっと役立つかと思います。
スキー技術選を見よう見まねする人がバッジテストで不合格になる確率が高い理由

まず、多くの人が勘違いしてるのは
スキー技術選の選手たちは小回りでみんなストックついてないから、これが正しい滑りなんだな!よし!来週のスキー検定(バッジテスト)1級と2級でやろう!
というトリックにまんまと引っかかる人大勢います。しかも、
「直前に検定動画見て終わる」
という人はカモにされるだけでしょう。
何度か動画で解説してきましたが、
スキー検定という名前の通り、勉強しておかないと合格しない世界
です。
つまりお受験のような世界(個人的にはスキーのIQテストというイメージ)でもあるので、私はスキー検定合格方法チャンネルという名前にして、わざわざ解説してるのですが、勉強できない人は多分不合格になるでしょう。(もちろん滑りができていないと合格できないですが)
というわけで、不合格になった方はもちろん、不合格になりそうな人、アルペン競技でなかなか上半身がフォールラインに向かない方のためのコツをご紹介します。
フォールライン方向に上半身を向ける練習一例

フォールラインとは上記の写真の左側の矢印方向に上半身を向けることを指すのですが、最初は下記の動画のように
横滑りの低速でまずフォールラインに向ける練習からやることがおすすめ
です。
これを実行することで、板がクルッと回るのが実感でき、その下の「初心者向け小回り習得方法」の動画のような流れで1級に合格するレベルの小回りが完成します。
アルペン競技初心者も横滑りでフォールラインの感覚をまず知っておくと良いかと思います。(レースではやりませんよ)
ですが、これを見ても
横滑りでフォールライン方向に向けることはできたけど、ショートターン(小回り)しようとするとできない!どうすればいいの?
という方たくさんいるかと思います。
そんな方はこの動作を必ずターンに入れましょう。
ストックを使うと自然と上半身がフォールライン方向に向く。その理由を解説。

連続写真を見た方がわかりやすいかと思うので、3枚の写真をよーーーくご覧ください。

ここから上半身がフォールライン方向(斜面下方向)に向いていきます。


これだけです。
ストックをつくとなぜフォールライン方向を上半身が向く理由を説明すると
- ストックを突く場所は常にスキー板の下側(斜面下方向)になります。スキー板の先端からビンディングの間にストックを突くので、自然と斜面下側に上半身が向く
- ストックを突いた瞬間に外足荷重でターンが自然と始まる
という動きになります。
以上がフォールライン方向に向ける動作の解説となりますが、これでもショートターンができないという人もいるかと思うので、ここから先は
「1級2級に合格するレベルのショートターンのやり方」
を解説します。
ショートターンをするには何を追加して練習すれば良いのか?

簡単にまとめると

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基礎・競技に関係なく使えるスキー上達法についてYouTubeとブログで解説しています。用具に関する話題なども豊富にブログで書いてます。