アルベルト・トンバがアルペンスキーW杯復帰予定だった。ヒルシャーは急遽帰国。韓国チームの事故現場付近にいた。
今回はヒルシャー、アルベルトトンバ、韓国アルペンチームの交通事故死についてお伝えします。
Photo:Renato Pejkovic
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韓国アルペンナショナルチームの車が大破。3名亡くなる。
すでにご存知の方も多いかと思いますが、ニュージーランドに世界中から集まっているアルペン各国チーム。その中で韓国アルペンナショナルチームの車が正面衝突し、3名が死亡という痛ましいニュースが先日飛び込み、Xの方で速報でお伝えしました。(2名が重症という情報もあります)
悪天候と事故の影響もありヒルシャー急遽帰国。コロネットピークのコンチネンタルカップどうなる?
実はこの事故付近にあのマルセル・ヒルシャーもいたそうで、すでに予定より1週間早く欧州に帰国しています。
ヒルシャー陣営は今回のこの事故の影響もあるとの情報もありますが、この事故でコンチネンタルカップの選手のキャンセルも出てるとの情報もあり、情報が錯綜しています。
大会の開催があるのかまだ不明ですが、FISの公式サイトで確認したところ、この記事を書いている時点でのAustralia New Zealand Cupに関しては通常通りの開催になっています。
ヒルシャーはFISポイントを取りにきたわけですが、ヒルシャーは急遽帰国。想定外の大変痛ましいニュースで、ニュージーランドの大会関係者や選手、コーチが対応に追われているのではないかと思われます。
マルセル・ヒルシャーはワイルドカードでゾルデンアルペンW杯開幕戦31番スタートがほぼ確定か。
日本チームも現地でトレーニングしてますが、ヒルシャーは地元のアリス・ロビンソン、1年のインターバルを経て現役復帰し、ブラジル国籍での出場となるルーカス・ブラーテンとの再会をし、収穫もあったようです。
ヴァンディアの問題点も出てきたようで、ニュージーランド遠征で滑りの感覚もだいぶ戻ったとの情報もあります。(個人的にはSLのターン後半に圧が集中しすぎてるのが気になってますが)
また、ヒルシャーは今回の遠征でアメリカチームに合流していたようで、おそらくアメリカ勢は現在のヒルシャーのGSとSLのタイムを知ってるのではないかと思われます。
しかし、ヒルシャーは結果的に1週間前倒しで帰国。FISポイントの更新がなくなったので、snowweb.jpでもお伝えしてきたオランダスキー連盟が申請中の新ルール(ヒルシャールール)、ワイルドカードを使用するのがほぼ確実と見ています。(FISへの申請は8月31日まで。その後審査が通って出場可能となる)
ワイルドカードはアルベルト・トンバ(イタリア)も検討していた。
実はこのアルペンW杯新ルール「ワイルドカード」はあのアルベルト・トンバ(イタリア・57歳)も検討していたことがわかりました。
とはいえ、この新ルール。
引退して2年以上、10年未満までの元選手が対象
という規定がきちんと明記されてるので、90年代に活躍しカービングスキーの前の時代に引退したトンバはすでに20年以上の月日が経ってるので復帰不可能となります。
上記の記事によれば「支持を得られなかった」との記載があるので、仮に「引退して30年以内」だったとしても、
フルカービングで57歳のトンバが今のW杯のカチカチ斜面を滑ってこれるのか?
という疑問も沸きます。^^;
個人的にはちょっと見たい気もしますが、おそらくトンバが復帰を考えたということは他にも現役復帰を考えてる選手も結構いるかと思います。
賛否あるこの新ルール。
W杯の31番スタートは野球やサッカーで言う「SHOW TIME」「ハーフタイム」の時間になるのかな?と思われます。
つまり、アルペンスキーワールドカップが徐々にプロスポーツ化に向かうことを示唆する取り組みの1つかもしれません。(FISはプロサッカーを意識してるみたいなので)