- 7月 28, 2024
アルペンスキーW杯を引退した選手が使う31番スタートのワイルドカードとは?次はどの元選手が使うか予想してみた。
[jinr_fukidashi1] 前回、ヒルシャーが新ルー……

今回のアルペンスキーワールドカップ速報&冬季五輪速報は2025−2026または2026−2027アルペンスキーW杯の日程が大幅変更されそうというニュースをお伝えします。
オーストリアスキー連盟やゾルデンが猛反対しそうな案件ですが、すでにFISは動いてます。
これ以外の情報もUSスキーチームメンバーのドーピング問題などたくさんの速報を下記リンク先でアップしてるので、気になる人はご覧ください。


近年、欧州の雪不足によるW杯中止が相次ぎ、さらにオーストリアの若手はもちろん、世界中の経済悪化でスキー選手が激減しているという問題もあり、国際スキースノーボード連盟(FIS)は課題が山積してる状況です。
これは個人的な推測ですが、おそらくFISは
マーケットの拡大が急務
ではないかと思われます。
オーストリアも5年後大国を維持してる可能性がかなり低くなるという予測も出ており、雪がない欧州頼みのアルペンスキーワールドカップというコンテンツは野球のような偏った地域ではなく、サッカーのような世界市場にしないと持たないという理由もあるかと思われます。
幸い、スキーは南半球もテレビ中継の対象とすれば
トレーニング環境や余暇、活動費など賛否あるとは思いますが、やろうと思えばほぼ通年でスキー競技中継が可能
というコンテンツでもあるわけです。
一方、移動距離が増えれば二酸化炭素が増え、SDGsという点からも冷たい目で見られるので、スケジュール経費、環境問題も加味しないといけない時代です。
2028年からはFISゲーム開催ということもあり、W杯、世界選手権、オリンピックと合わせると4大イベントになることが確定済みなので、選手の負担はさらに増えていくのではないかと予想できます。
ただ、見てる方はワイルドカードルールが新設され、ヒルシャー復帰が決まり、アルベルトトンバまで復帰を検討していた状況なので、エンターテイメント性を上げてサッカー選手並みの年収にするというFISの「プロ改革」(と私が勝手に呼んでます)がどこまで進むのか注目されます。
少なくともこれらの動きからわかるのは
長年のルールをなるべく守りながら、反対派も出る覚悟で斬新な企画をテスト。スポンサーを集めてFISが「スキー」というスポーツの付加価値を上げようとしてる
のは明確です。
頼みの綱の欧州が雪不足。
当然ですが、ヨーロッパの練習環境は悪化するばかりです。これでは10年後選手が育つのは
となるのはほぼ確実で、このことは下記の投稿でも書いたとおりです。
用具の値段も年々高くなってますが、幸い日本には基礎スキーという業界がありますから、低予算でどこでも一人で練習し目指せる「技術選」というコンテンツも今後世界から注目されるのではないかと個人的には考えてます。
一人でも練習でき、上達するフリースキーの世界。
フリースタイルスキーと呼ばれる業界は今後の成長産業の1つであり、実際世界のアスリートの長者番付でスキー選手が2位まで来てるのです。
FISが考える「プロサッカー選手並みにする」ということは実現しつつあり、アジア市場と世界市場全体が要になるのは間違いないでしょう。
アルプスにW杯日程を集中させたツケが雪不足ということで一気に欧州にダメージがきてるわけですが、今後世界にスキーコンテンツをいかに拡大させるかが重要課題ではないかと思われます。
貴族の方々だけではもうスキーやスポーツ業界は維持できないのではないかと見ています。(オリンピック人気低下が良い例)
基礎・競技に関係なく使えるスキー上達法についてYouTubeとブログで解説しています。用具に関する話題なども豊富にブログで書いてます。