2024スキー技術選男子予選1日目大回りをジャッジ別リザルトで2025年の技術を予想してみた。

今回からしばらく2024スキー技術選のジャッジ別リザルトを作成し、点数の意味と2025年以降の技術について解説します。
- 2024スキー技術選予選初日男子大回りのリザルト・結果を見たい方
- そもそも技術選の点数ってどこがどう違うのか知りたい方
- 基礎スキーの点数の意味がわからない方
- ジャッジ別の順位を知りたい方
- 2025年、2026年のスキー技術選の技術レベルについて知りたい方
こんな人には役立つかと思います。
2024スキー技術選予選1日目男子急斜面ナチュラル大回り全リザルト
通常の結果とジャッジ別の順位表があります。お好きなリザルトをダウンロードしたり、印刷もできます。
データ分析にぜひお使いください。
予選1日目男子整地大回り全選手リザルト

以下はジャッジ別のリザルトをPDFにしたものです。
なお、PDFは点数間違い、色の抜けなどもあるかと思うので間違いがあれば下記のコメント欄(非表示にします)でご指摘いただければ改訂版を作成します。
2024スキー技術選予選初日大回り男子の点数。決勝は260点以上が必須

非常にザックリとしたグラフですが、スキー技術選の本選の全体バランスはこんな感じです。
決勝に行くにはザックリとした数字になりますが、最低でも260点以上は必須となります。(男子は予選上位120名が決勝枠)
今回のジャッジ別リザルトでちょっと練習したり、修正するだけでも決勝に手が届く選手もかなり多いのではないかと思います。
動画分析をし、決勝とスーパーファイナルのボーダーライン分析も数字ベースで解析していくので、気になる人はYoutubeのスキーテクニックチャンネルを登録しておいてください。
2025、2026年以降のスキー技術選大回りはこうなっていくはず。

大回りの技術的な話を大まかに分けると2つの傾向が見られ、ジャッジも2パターンに分かれてる印象があります。
詳しいジャッジの解説はスキーグラフィック6月号や2024技術選DVDを見ていただきたいのですが、大まかな流れとしては
- 若い世代は上半身を早い段階でフォールラインに向けて「ターン前半から荷重」という滑り方
- ベテランは高い腰の位置と上下動で「ターン後半」の走りを意識した「後半型」の滑り方が多い
という印象を持ちました。
あくまでも予選の滑りでの私の感想であり、そもそも予選大回りの動画がほとんどないので、DVDにある274点以上の選手の印象でしか話せませんが、こんな感じです。
特にスキーグラフィック6月号ではサロモン勢の躍進について取り上げてますが、アルペンを含めターン前半の捉えを意識した設計になってるのではないかと予想してます。(試乗したことないので正確にはわからない)
今回274点以上大回りで結果が出たのは
- SALOMON(8人中4名)
- HEAD(8人中3名)
ROSSINGNOL(8人中1名)
ですが、マテリアルの性能を意識した滑りをして契約選手同士の滑り方が似るのはよくありますが、実際に精査していくと、例えば同じサロモン選手同士でも滑り方が変わってます。
では大回りの274点以上の選手たちはどう実際滑っていたのか精査したデータが以下の通りです。
なお、滑りの映像はこちらにあるので、気になる人は映像と下記のデータを見比べながら見るとより理解が深まるかと思います。

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スキーは楽しくゲレンデで安全にみんなが楽しめればそれで良いと思います。ただ、検定やアルペンなどは最低限やるべきことがあるので、ブログとYouTube、Xでそれぞれ細かくお伝えしてます。アルペンW杯・冬季五輪速報はXでやってます。スキー下手くそなので日々勉強中したことをシェアしてます。