- 1月 23, 2025
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古いウェーデルンのやり方を動画、イラストを交えてコツを詳しく解説。小回りとの違いは何?
今回のスキー小回りの滑り方とコツは番外編として今は検定種目にはない昭和の小回り「……
Photo:action sports
2024年も大晦日となりました。YouTube登録者も1000人を超え、これも読者・視聴者の方々のおかげです。この場を借りましてお礼を申し上げます。
さて、今年最後は3つのネタを紹介します。
まず1つ目は2024年12月31日午後6時にスキー検定合格方法チャンネルにて総合滑降合格のポイントを動画で配信するので、そのご案内です。
残り2つは下記の目次のとおりです。お好きな方をご覧ください。
1週間以上前の投稿になりますが、リンゼイ・ボンの冬季五輪出場の可能性についてXで書きました。
https://x.com/hide_skiarea/status/1871031810416873870リンゼイ・ボン、ワンチャンありえるかもですね。あとは ①ミスを減らす ②ワックス などでしょうか。サンモリッツ女子滑降ダイジェストはこちら。
https://x.com/hide_skiarea/status/1870423924812755011まだレース中ですがボンはトップから1秒18遅れの暫定14位。途中はトップと0秒03まで詰めており、まだ勝てる可能性あるでしょうね。 シフリンに並ぶことは多分ないでしょうけど、追いかけたらすごいなーと。
すでにリンゼイ・ボンの滑りを見た方も多いかと思います。
まず気になる復帰戦(サンモリッツ)の順位ですが、
という内訳になっており、レース前の復帰否定派の意見を見事に跳ね除ける内容となってます。
「W杯を戦えるわけがない」とまで言われてましたが、スピード系に関しては40歳近くでも活躍する選手は過去にも男子の方ではいましたが、女子では稀なケースかもしれません。
しかし、ボンはその常識を1レース目でいきなり常識をひっくり返してしまったので、まさか
今から99勝のシフリンに追いつこうとしないよね・・・
と思ったりもしました。
ちなみにボンはW杯通算82勝でステンマルクの2位に次ぐ、歴代3位でステンマルクまであと4勝からのリスタートとなっています。
もし、ボンが怪我もなく無事にレースを消化できれば
「アルペンw杯最高齢優勝者」
を年々更新する可能性まであります。
まだ始まったばかりなのでなんとも言えませんが、新たな記録を作る可能性があるでしょう。
ちなみに、マルセル・ヒルシャーのゼルデン男子GS2本目のタイムは3位だったので、来シーズンまたカムバックすればまだGSでは十分戦えるのではないかと見ています。
実際、過去にスウェーデンのGSスペシャリスト、フレデリック・ニーベルグが37歳まで表彰台にいましたから、タイム差からいってGSはまだまだ戦えるかなと思ってます。
この記事を書いてる時点でボンが米国2位の位置にいるので、2026年冬季五輪は射程圏内となっています。
2年ほど前に30年ぶりにニセコアンヌプリ山頂まで登りましたが、実はこの付近で小学生の時に雪崩を見たことが1度だけあります。
軽い雪崩ですが、時期は2月頃。今のニセコグランヒラフキング第4(当時の第7リフト)に乗ってる最中に見たのですが、現在ここのエリアを滑走する人をかなり見かけます。
別にニセコに限らず、日本中で今年もバックカントリー事故が多発してるようですが、いつかAIの規制に引っかかるんじゃないか?と私は予想してます。
例えばYouTubeの動画。
動画を投稿してる皆さんは当然、動画投稿ルールを理解してますよね?
ルールの中に「有害で危険なコンテンツ」が禁止されています。
詳細を確認すると
https://www.youtube.com/watch?v=RzxSvr_vp1o深刻な身体的危害や死亡のおそれがある危険行為または違法行為の助長を目的としたコンテンツは、YouTube で許可されていません。
現時点ではバックカントリーは違反動画ではありません。
ただ、将来的に
「死亡のおそれがある危険行為」
に触れる可能性は十分あるかと思いますし、実際毎年報道されてます(まあ、サーフィンや海水浴もこれに該当するので解釈が難しいでしょう。動画サイトのさじ加減次第かと思います)
収益化してるチャンネルはもちろん、趣味サイトもいずれチャンネル停止になると思いますが、今後これが全てのSNSや動画サイトでAIが賢くなるにつれて
バックカントリーもニュース記事でAIが学習してるので、動画と照らし合わせてバン(削除)の方向に行くのではないか?
と個人的には危惧しています。(少なくとも衝突スレスレの崖を滑り降りる動画はリスク高いかなと)
仮に収益化無効(趣味投稿)だったとしても、ブランディング目的だったとしても、時事ニュースに出てるネタは今後AI(人工知能)がどう判断するのか個人的に学習のアルゴリズムに注目しています。
私の動画チャンネルが収益審査に8時間で通った(CM審査はこれから)のは
というコンセプトにしており、AIの進化を踏まえた方向性にしています。
岡田斗司夫さんのホワイト化社会は確実に現実になっており、リンク先にある2028年のYouTubeもかなりホワイトになる世界かと思います。(企業の広告費がテレビからYouTubeやネットに流れてるので)
10000歩譲って、YouTubeがホワイト化に舵を切った場合、果たして
という市場は
という疑問があります。
少なくともYouTubeの禁止事項まではいかなくても、コンテンツ的に時代にフィットしてるのかな?と思ってます。
この業界にいる人は2025年以降、どうAIに危険なスポーツではないのかを学習させ、スキー場でも事故がゼロにならないと、下手すればスキー場というコンテンツも一緒にされる可能性があるのではないかと思ってます。
ニュース記事を見ると必ず市町村名とスキー場の名前も出てきてますから、そこもホワイト(安全)なエリアなのかという点も評価対象になる可能性もあるので、評価経済社会にスキー・スノーボード業界はどう適応していくべきなのかを真剣に議論してほしいなと思います。
P.S2025年は基礎スキーをYouTubeとsnowweb.jp、アルペンはブログに戻す予定です。来年もよろしくお願い致します。
P.S.2:バックカントリーを否定してるわけではありません。これ以上、犠牲者を出さないで欲しいと毎年Xで私は訴えてます。自己責任という人は無責任な気もしてます。動画の影響がないか業界全体でよく考えるべきです。少なくとも4Gが普及し、LCC(格安航空)の普及、円安でのインバウンド増加など、動画視聴が当たり前になってからバックカントリーが増えた印象があります。ブログを見る客層とYouTube、ティックトックなど全部客層やIQが全く違います。
バズ(拡散)狙いの動画ばかり投稿するのも企業側としてもどうなのか疑問視しています。
スキーは楽しくゲレンデで安全にみんなが楽しめればそれで良いと思います。ただ、検定やアルペンなどは最低限やるべきことがあるので、ブログとYouTube、Xでそれぞれ細かくお伝えしてます。アルペンW杯・冬季五輪速報もやってます。