- 1月 23, 2025
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古いウェーデルンのやり方を動画、イラストを交えてコツを詳しく解説。小回りとの違いは何?
今回のスキー小回りの滑り方とコツは番外編として今は検定種目にはない昭和の小回り「……
今回のスキー場求人情報(求人はこちらのリンク先にあります)でも結構書きましたが、後編として「スキーインストラクターの給料や年収」の話を深掘りします。
前編を見ていない人はスキー場の求人情報に書いてる情報にも目を通してもらえると、よりこの業界がわかるかと思うので併せて読んでみてください。
さて、早速年収の話からすると
スキーイントラの年収はピンキリですごく格差社会。英語が喋れる人は年中冬なので日本の平均給料より稼ぐし、稼げない人は会社員をしながら副業で年収100万以下。でも意外とおいしい職業
というのが私の意見です。
よく考えてください。
普通、会社員勤めだけで年収100万アップさせるって大変です。
スキー検定1級とか指導員の資格があれば日給1万円にアップするスキースクールもあるので、実は副業としてはわりの良いアルバイトではないかと考えてます。
一方、日本だけでプロスキーヤーとして稼いで生きていくというのは、結構リスクではないかと思いますし、全国的に今後もさらに雪不足が続くと見られるので、スキー場倒産も増えていくでしょう。
少なくとも「生活安定のため」と考えてる人は少数でしょうが、もしそういった考えの方がいたら、もっと業界を詳しく調べる必要があります。
というのが一般的な見方かと思います。
ちなみにスキーインストラクターの時給換算で求人サイトなどで見ると1000円前後が平均ではないかと思いますし、高くても最初は1500円以下でしょう。
日給と成果にもよるかと思うので多少の変動はありますが、日給だと7000円から1万円ほどではないかと思います。
また、レッスン回数でカウントする場合もあるかと思うので、年収ベースで計算しても150万円以下が最大ではないかと思います。
ですが、ある程度有名になると指導料金も実は変わります。
私が仮に現段階でプロレベルになるとこんなギャラになるという一例をご紹介します。(ちなみに私はスキー検定1級程度です)
これに技術選での成績、メーカー契約などもできればまだまだ収入は増やせるとは思いますが、それはごく一部のスキーインストラクターだけでしょう。
ただ、私は不安定な生活は好まないので、プライベートコーチは基本お断りさせていただいてます。(定年までずっと確実に500万以上の年収なら考えるかと思います)
長野県に1シーズン100万円、冬季間移住の際の住居、3食付きの話も来たりしますがお断りさせていただいてます。
なぜなら
サラリーマンとして働いた方がずっと長く働け、職務履歴があれば転職も有利
なので年収アップを通年でできるわけです。
また、スタート時に個人事業主であるプロスキーヤーは華やかなようで、結構地味です。(雇用されるインストラクターは別)
場合によってはローンを組めない、クレジットカードを作れない、結婚で相手家族に反対されるなどの問題にぶつかる人もいるでしょう。
中には法人にしてる人もいますが、それはごく一部かと思います。
日本では残念ながらスキーを職業とする人の社会的地位はまだまだ低いです。こういった背景もあるので、スキーのコーチをしながら投資家として活動していた人もいます。
中には冬場はほとんど家にいないといった人もいるので、特に男性の方はスキーに理解がある女性を選ばないと結婚生活が難しいという人もいます。(妊娠中に旦那さんがいないと結構困るケース多いです)
自由業のようなイメージがリゾートの仕事にはありますが、実は結構
「社会的自由がない」
という人もいるのです。
こういったケースは実際にあります。
まあ、これらはどの業界にもありますが、少なくとも個人事業主時代の私はお金に恵まれていても結構苦労したこともあります。
なので、高校か大学生でスキーを引退し、公務員や会社員といった道に進む人が大半なのです。
法人も個人事業主でスタートする場合、この時点で日本社会ではレアなケースとみなされるので、それでもあなたに降りかかる様々な現象やトラブルを責任を持って全部対処できるなら独立する道もありでしょう。
こういった普通の人生では経験できないことを20代に経験しましたが、「スキーができる」というだけで嫉妬の目で見る人も多いので、個人的にはサラリーマンで生きていくのも1つの生き方ではないかと思ってます。
29歳で一旦就職した時は、給料は低くてもそれはそれで平穏な日々を送れたので、20代でスキーの人生に一旦区切りをつけた時は「正しい選択だった」と今でも思ってます。
いろんな人生あっても良いですが
この両方があると、どちらの世界でもご飯を食べていけるので、個人的には国家資格や自動車免許各種、事務系・IT系資格など確実に生きていくための保険を持っておくべきといつもブログで言ってます。
スキーは楽しくゲレンデで安全にみんなが楽しめればそれで良いと思います。ただ、検定やアルペンなどは最低限やるべきことがあるので、ブログとYouTube、Xでそれぞれ細かくお伝えしてます。アルペンW杯・冬季五輪速報もやってます。